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城めぐりで参考にしている城郭本・歴史本を紹介するブログです 管理人のコレクション自慢というか散財の記録ともいえます(笑)
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関東戦国史(全)






千野原靖方 著

崙書房出版

平成18年2月 発行

価格 3800円

328ページ

関東を中心に城館探訪を楽しんでいる私にはこういった本があると便利であります
私は両上杉氏と公方の対立から後北条氏の台頭までの歴史は複雑で頭の中でうまく整理できていないのです
なので関東の戦国初期についてはフル活用していますよ
PCデスクとベットを日々往復しています(笑)

私にとっては物足りない情報量ではありますがいちいち資料や地図をだして調べなくてもたいていの場合は本書で事足りてしまいます
詳しく調べたいときだけ資料を取り出して調べることで時間と手間が省けています(笑)
諸氏の系図や年表、索引までついているので助かります
あると便利です(笑)


ただ相性なんでしょうか前々からこのブログでも書いていますが読みにくいのです
この方の著書は何冊も読んでいますがすんなり読めたものがありません
資料なので当然といえば当然なのでしょうが・・・?

本書は頂物であります
しっかり活用させていただいております(感謝)

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企画展 道灌の時代

戦国時代は関東から始まった





埼玉県立嵐山史跡の博物館

平成26年12月

価格 300円

32ページ

先日訪れた企画展のパンフです
菅谷館跡に併設する博物館が毎年冬に開催する恒例の企画展です
今年は太田道灌を室町期の関東の戦乱についてがテーマとなっています
埼玉県を中心にいろいろ解説されています
企画展パンフとはいうもののその辺りはしっかり説明されていますので参考になります
騎西城や五十子陣から出土した遺物も展示されていました

ここ数年あまり好みでない企画展でしたが今年は企画展、パンフともに楽しむことができました

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先月と今日までの獲物であります

今月はなかなか良い物が入手できました

八王子市、日野市、青梅市の古本屋にて購入です

日野市史 史料集 高幡不動胎内文書編 260円
 関東の中世を勉強するうえで参考になる文書、山内経之書状であります
 高師冬に従い下総、常陸を転戦した小領主・山内経之の戦場や生活について
 リアルに書かれた文書集であります

九州歴史資料館研究論集 37   108円
 難しそうな論集ですが福岡県の益富城、荒平城、古処山城と秋月氏の山城に関する論考が
 面白いので購入しました
 縄張り図付きであります
 堅堀が160ってスゴイっすね

南方録  立花実山   108円
 別に茶の湯の世界に目覚めたわけではありません
 100円だったので買ってみました
 もしかしたら将来読むかもしれないので(笑)

天草時貞  岡田章雄 120円
 吉川弘文館の人物叢書です
 読むかわからないのですが「島原合戦記」原本現在訳を持っているので
 いつか一緒に読もうと思いました

新・仙台散策 宝文堂  108円
 仙台の歴史と風土をたずねるガイドブックです
 中世城館も収録しています
 国分氏や家臣について書かれています

みやぎの戦国時代 紫桃正隆 1500円
 ちょっと高いのですが長年欲しいと思っていた1冊なので奮発しました(笑)
 仙台市と周辺の領主と合戦について書かれた好著であります

戦国時代は関東からはじまった 道灌の時代  300円
 こちらは古書ではなく先日訪れた企画展のパンフであります
 享徳、長享、永正の乱に関連した企画展で解説されています

今回もなかなか良いものが買えました
しかし残念なことにまた漁場が一つなくなってしまいます
日野市の旭が丘にある大型古本屋が来月半ばで閉店となります
そのおかげで何冊かは2割引きで購入できたですが・・・
ここには欲しいと思っている郷土史がたくさんあるのですが値段が高くて手が出ません
せめて5割引きにしてくれれば買うんだけどな(笑)
 

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明智光秀





 
高柳光寿 著
吉川弘文館 人物叢書
昭和50年9月 第11版価格 
950円
299ページ



前回のブログで宣言しましたが高柳版の明智光秀読みました~
これって人物詔書シリーズの記念すべき第1弾なんですね初版は昭和33年です
読んでみて私はかなり間違った知識を身につけていたことがわかりました
テレビや雑誌、小説の影響なのでしょうね
はやくから光秀さんの実像にせまる好著が存在していたのに・・・
もっとも明智光秀という男にあまり興味がなかったということもあります
本能寺、実は一度だけ訪れたことがあります
学生時代なのでかなり昔です(笑)
なんか拍子抜けするほどの場所でしたこれが歴史的に有名な場所なの?という感想でした
直前に訪れた銀閣寺のほうがはるかに印象的でしたわ
あと岐阜の明智城と供養墓にもいきました
接点はそのくらいですかね

筆者は本書を書くにあたり苦しんだようです
世に流布する明智軍記や太閤記などの記述から光秀さんに対するイメージが実像とかけ離れていることに対してです
謀反の理由にしても恨みや陰謀といった話が広く伝わっていますからね

読んでよかったと思います
樋口版本能寺の変とともに明智ファンの方にオススメです
というかファンの方はすでに読んでいるんだろうな~

八王子高尾の古書店にて200円で購入しました

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本能寺の変 光秀の野望と勝算





樋口晴彦 著

学研新書

2008年8月 発行

740円

230ページ

本能寺の変については雑誌やテレビでも取り上げられていますね
明智光秀の単独犯行ではない黒幕がいてその謎を追うみたいなやつです
あまり興味がなかったので何となく見たり見なかったりしていました
だって真実味がないんだもの(笑)

先日、偶然であったこの本、今さらとは思いつつ暇つぶしになるかなと思い購入してみました
青梅市の大型古本屋で108円でした

本書では光秀が天下取り狙った行動としていろいろ解説しています
小心者、保守的、神経質などなどいろいろいわれていますがその全てを否定しています
説得力ありました私も納得です
冒頭のこの部分を読んだ時点で面白いと思いました
気がついたら夢中で読んでいましたよ~

光秀さんには十分な勝算があったのですね
秀吉さんの予想を超える行動がその計算を狂わせたのです
それでも山崎の合戦で光秀さんの作戦通りことが進めば天下人になれたはずが・・・

本当に良い本でした
面白かったです
明智光秀という人間に興味が湧いてきました
この勢いで高柳版の明智光秀(吉川弘文館人物叢書)も読んでみようと思います
その感想はまた後日ということで

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