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城めぐりで参考にしている城郭本・歴史本を紹介するブログです 管理人のコレクション自慢というか散財の記録ともいえます(笑)
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小田氏十五代(上・下巻)
~豪族四百年の興亡~
小丸俊雄
崙書房
1979年3月発行
定価各巻580円

八田義家にはじまる常陸名族・小田氏十五代の当主と小田氏の歴史をまとめた本です
常陸関連の資料が乏しい私としてはとても重宝しております
資料の一切ないつくば市の城館を訪れても
この本には城についての記載があったりしてサイトの更新に役立っています

上巻では初代八田知家から8代孝直まで紹介しています
私は7代当主・治久が好きです
南北朝動乱期の当主で南朝として常陸の同勢力の中心として小田城に籠もり奮闘しますが
形勢は北朝に有利に展開します
治久はお家存続か南朝に順ずるか苦悩の末、北朝に降ります
後世においてこの行為が批判されますが彼はそれを覚悟の上で小田家の存続をはかりました
子の孝直は親の苦労を目の当たりにしていたのでしょう
よくできた子で文武両道、なかなかの人物であったようです

下巻では9代治朝から15代氏治を紹介しますが天庵こと氏治が紙面の独占しています
氏治は私のお気に入りの武将の一人で近隣の佐竹、結城、真壁、多賀谷氏との抗争で
小田城を何度も奪われますがその度に奪回します
最期は太田資正に奪われた小田城を奪回すること叶わず小田氏は滅亡しますが
その不屈の闘志は賞賛に値します
領民にとっては頼りない領主でしょうが武将としてはとても魅力的だったりします

船橋市高根台の老舗の古書店にて上下巻セットで600円にて購入しました

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hatioujijyou2.jpg決戦!八王子城
~直江兼続の見た名城の最期と北条氏照~
前川實
揺籃社
2009年6月発行
定価700円

昨年、発売された八王子城の本です
この作者さんは八王子城に関する本を以前から何冊か出版されております
この方が書かれる俯瞰図が私は好きでこの本を購入しましたが
文章はといいますと・・・
前作ではちょっと変わった解釈をされており参考になりませんでした
今回は大河ドラマ「天地人」に便乗した内容で
直江兼続さんからみた八王子城の落城というサブタイトルがついています
八王子城の話とは別に直江さんについてもかなりの紙面を割いております
確かに直江さんは従軍しましたが・・・
八王子城の合戦譚はとても読み応えがあるだけに残念です

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higasimikawa.jpg東三河の史跡めぐり
~戦国時代・長篠 設楽原の戦い~
鈴木建
平成17年4月発行
定価1200円

東三河における戦国期の史跡ガイドになります
この方面の歴史や城についての知識が乏しい私としてはとても重宝しています
ただし史跡めぐりのガイドであって本格的な城めぐりとなると少々役不足となりそうです
現地までの略図を掲載されていますが登り口などが示されていないので
現地で迷うこともありそうな期がします

●三河~遠江の戦国期における代表的な城を45城ほど掲載が縄張り図などはありません
田峯城、一色城、今橋城、牛久保城など面白そうです

●長篠の古戦場についてはかなり詳しいガイドとなっています
 各陣地や墓所、史跡、伝承など物凄い情報量です

●東三河戦国期の年表や戸田氏、菅沼氏、奥平氏、牧野氏などの系図が掲載されている

●参考文献について詳しい情報が示されているのでこれを参考に現地図書館での資料探しに役立ちます


1200円という値段でこの情報量はお買い得と思います

長篠の古戦場資料館にて購入しました

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mannfukuji.jpg満福寺
~義経ゆかりの寺~
かまくら春秋社
平成17年10月
定価600円

源義経ゆかりの寺です
告げ口により頼朝から敬遠され鎌倉入りすることができずに
腰越の満福寺に宿陣してその無念さを書状に認めます
それが有名な「腰越状」ですね
この後しばらくして奥州にて無念の最後をむかえます

そして義経の首実検が行われたのもこのお寺なのです
死後も鎌倉入りを拒むとは頼朝さんの徹底振りには驚きますね

平成17年は大河ドラマの影響で源義経さんが大ブームでした
満福寺にもたくさんの観光客が訪れていました
当時、藤沢市辻堂に住んでいた私はよくこの寺を訪れては
義経の生涯を描いた襖絵を見学しておりました
弁慶の腰掛石、義経の供養塔など決して広くはない境内に所狭しと置かれています

本書は満福寺の魅力(義経ゆかりの寺として)、
腰越状についての簡単な考察などが掲載されています
満福寺にて購入しました

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satteissiki.jpg幸手一色氏
~系図から伝承まで~
(幸手市史調査報告書第9集)
幸手市教育委員会
平成12年3月発行
定価2000円

昨日幸手市の城館をまわる際に幸手市の図書館にて見つけて衝動買いしました(笑)
「幸手市史」、「幸手の城主一色氏城館跡(非売品)」、「幸手の歴史」などの複写の依頼をして
受付カウンターの頒布図書を見ていたらこの本がありました(笑)
正直いうと依頼した複写が無駄になるほどの内容の充実さです
かなり濃い内容ですこの1冊で幸手一色氏のすべてを知ることができます
幸手一色氏の系図、人物、家臣、伝承、古文書、神社、寺などが230ページと大ボリュームで掲載されています


もちろん城館も掲載されていますよ
●幸手城
●天神島砦
●渡辺氏屋敷(久喜市)
●高野城(杉戸町)
●五木城(千葉県野田市)
●目吹城(千葉県野田市)
●木野崎城(千葉県野田市)
●小文間城(茨城県取手市)
●飯沼天神砦(茨城県岩井市)

一色氏の城とされる上記9箇所を実地調査した結果が掲載されています
大河川に囲まれた平野部の城館なので遺構が消滅してしまっており、
遺構が確認できたは天神島砦と飯沼天神砦だけというのが淋しいですね
一色氏は古河公方の重臣としての様々な活動し確認できるのですが
それとは裏腹に関連の城館は遺構は確認できないのが残念です

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