城めぐりで参考にしている城郭本・歴史本を紹介するブログです
管理人のコレクション自慢というか散財の記録ともいえます(笑)
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平塚と相模の城館
平成23年度 春特別展
平塚市立博物館
栗山雄揮 執筆・編集
平成24年3月 発行
価格 750円
56ページ
昨日、市立博物館で購入した逸品です
これを買うために平塚へ行きました
市役所と兼用の混みあった駐車場へ車を止めて買いに行きました
苦労して入手して良かった~♪
すでに読み終わりましたww
興味深い考察が連発でなかなか面白かった
市内の城館が15年ほど前に初めて訪れたのを機に何度か足を運んでいます
正直いうと遺構は印象に残っていません
車での移動も時間かかるし駐車するのも大変な場所が多くて
苦手なんですけど
それでも平塚へ行くのはなぜか?
それはこのような形で市では古くから中世城館に関する研究がされていて
資料も豊富だからです
発掘調査も積極的でその成果を読むこともできます
素晴らしいじゃないですか
神奈川県でこんなに頑張っているのは他に秦野、小田原くらいじゃないのかな
平塚の城館へ行ってみよう
と思っているアナタ、是非これを入手しておきましょう
城郭大系神奈川県の数十倍は参考になりますからwww
岡崎氏、真田氏、土屋氏など平塚に住んだ武士について
市内の城館
真田城の発掘成果
高麗山麓の城跡群について
岡崎城と城所城
後北条氏家臣の城館
相模川沿いの城館と八王子道
とにかく情報たくさん掲載されています
読みやすく工夫され見やすくなっています
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戦国の城は民衆の危機を救った
中田正光
揺籃社
2013年1月 発行
価格1500円
201ページ
中田正光さんの問題作ですwww
2013年発売当時に図書館で借りて読んだんですが???
という部分が多々ありました
城跡と主張される場所も???
現地へ行ってみると説得力に欠ける場所でした
人それぞれ考え方がありますからね^^
中田さんの著書には子供の頃からお世話になっていたのでショックでしたね
私は彼とは城館研究者として違った方向へ歩んでしまったということなんですね
ただし、縄張り図はやっぱり見慣れているから親しみを感じます
これ見ると嬉しくなります
あっ内容ですが村の城的な考えが染みついているようですね
藤木さんの著書を読んでいるような気になりますわ
最近、多摩の城館についていろいろ考え直してみようと思って購入して読みました
でも・・・www
大型古本屋で760円でしたが高い買い物でした
日本『歴史地名』総覧
歴史読本特別増刊辞典シリーズ22
1994年6月 発行
価格 1800円
485ページ
私の歴史地名調べのバイブルであります見やすく読みやすくて便利なんです
柳田國男先生の地名本は基礎資料ではありますが読みにくくてね^^
こちらは歴史地名というタイトル通り日本史に関わる地名の解説本です
自然地名、崩壊地名、部民・豪族地名、城館地名、荘園地名、アイヌ地名、沖縄地名
仏教地名、集落地名、交通地名、信仰地名、江戸・京都・大和の地名、開拓・干拓地名などなど
文献に見る地名として将門記、陸奥和記、平家物語、義経記、万葉集、奥の細道にみる地名なんているのも収録されています
けっこうボロボロになるまで読んでます
たいていPCデスクか枕元の書棚に置いてあって気になったらいつでも見られるようにしています
地名の由来ってこんなに楽しいんだ~と思わせてくれる本です
そして地名を訪れる旅もアリだなと思わせる本でもあります
旅先で地名の由来を知っているとその旅が楽しくなりますよね
皆さまも歴史地名の勉強をはじめてみませんか
近所の大型古書店にて400円で購入しました
北海道戦国史と松前氏
新藤透 著
洋泉社
2016年2月 発行
価格 1050円
271ページ
数か月前に入手してからお気に入りで度々気になる部分を拾い読みしていました
今日、病院でなが~~~い待ち時間で読み切ってしまいましたww
松前氏→蠣崎氏にはそれほど興味がないのですが道南十二館といわれる和人の城館と
その主と出自に興味があったのです
城館探訪をしていて各地の土豪について詳しくなりました
道南にはそんな土豪の末裔が住み着いていました
志農里館の小林氏は上州・小林一族の出であります
脇本館の南条氏は駿河の南条一族です
原口館の岡部氏は武蔵・岡部一族とされています
箱館の河野氏は伊予港の一族といわれます
松前の副守護の相原氏は千葉一族の粟飯原氏の出と考えられています
北陸奥の地侍が道南に移住することは自然かなと思いますがそれ以外の武家はいろいろ理由があるんでしょうね
もっとも鎌倉期に北条氏の被官となり北陸奥に代官として派遣された土豪の末裔と考えられるケースが多いようです
こんなことを知ってしまうと親近感がわいてきます
4泊くらいで行ってみたいなんてこともここ数か月で考えちゃったりしてww
ああ松前氏についてですね
蠣崎氏ですね
外交や貿易に長けた一族ですね
でも一族内での内紛は戦国期以降江戸末期まであったそうで家柄ともいえそうです
蝦夷地の支配や交易については面白かった
外交として伊達家に諸氏と仕えさせたり、旗本として取り立ててもらったり
でも南部氏とは仲が悪かったそうです
新書なんですが物凄い情報量が詰め込まれています
この値段で良いのかな~なんて思っちゃいますよ^^
もっとも古本屋で760円で購入したんですが( ´艸`)
松前氏、北海道の戦国史を知りたいと思っている方にはおススメです
コマシャイン、シャクシャインはじめアイヌの蜂起については詳しく書かれていないので
そちらの情報を求めるなら他の書を探すのがよいでしょう
利根川と淀川
東日本・西日本の歴史的展開
小出博 著
中公新書
昭和50年1月 発行
価格 380円
220ページ
関東の低湿地に所在した城館を訪れることを趣味とする私にとってとても参考になった書であります城館についての記述はありませんが古代から近代までの河川流路や湖沼についての解説が私には重要な情報であります
利根川の流路を中心に荒川の流路まで解説されていて嬉しいの一言です
オマケというわけではありませんが淀川と大阪の低湿地についても解説があります
巨椋池の干拓について、これは興味深い内容ですわ
埼玉平野部の湖沼群なんて美味しい図まで掲載されていてΣ(・□・;)
良い買い物でした 100円
新書なので詳しく解説されていませんし舟運や文化についても解説がありますがそこは不必要なので飛ばし読みっす^^
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