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神皇正統記
原本現代訳〈21〉
北畠親房 著
村松武夫 訳
教育社
1980年6月 初版
1987年5月 新装2版
価格 1000円
302ページ
この本に関してはコレクターズアイテム色の強いものでありますしっかり読んでみようという気になれなくて^^
理由は著者の北畠親房さんは武士が嫌いなようで討幕の功労者・楠木正成さんをあえて無視したり
新田義貞さんに関してもいいことが書かれていません
でも息子の顕家さんに関しては京を奪還したとその功績を大々的に記したりして・・・
後醍醐天皇の項目での話であります
この本を記した小田城に関しては何度も訪れているし、本自体は小学生の頃から存在を知っていたのでいつかは読んでみようななんて気はあったのですよ^^
やっぱり一番先に後醍醐帝から読んでしまうのですがそれで読む気がなくなるということは今後読むことはないでしょう( ´艸`)
私としては史料的に利用することもないと思うので^^
宮城県大崎市の大型古書店にて100円で購入しました
匝瑳市 ガイドパンフ
匝瑳市 発行
無料配布
先日訪れた匝瑳市(そうさ)で入手してきたパンフです城館探訪、中世の痕跡を探す旅として訪れるのですがこういったパンフは直接参考になる場合もあればならないものもあります
匝瑳市のパンフはあまり役立ちませんが観光パンフとしてはとても面白いものであります
1泊2日で市内をまわりましたが城館、板碑ばっかりだと飽きてくるのです
そんなときにパンフ見て名所を訪れてみようなんて思います
今回は八日市場の旧道沿いの商店街を歩きました
文化財指定される商家をはじめ街並みを堪能しついでに昔ながらの書店で資料まで格安で購入できました^^
今回は訪れませんでしたが飯高檀林に関する情報も掲載されています
城跡なのでいつか訪れるでしょう
そのときに役立てたいと思います
しかし、この頃は日蓮宗の寺院を訪れることが多くなったな~
パンフは中世資料とともにファイルに入れて持ち歩くことでいざというとき役立てます
グルメや史跡情報、公共施設情報などに関してですね^^
真田昌幸
芝辻俊六
吉川弘文館 人物叢書
平成8年8月 発行
価格 1803円
247ページ
大河ドラマの影響で人気急上昇の真田昌幸さんについて書かれた人物叢書であります最近になって昌幸さんのファンになった方には多少違和感があるかもしれません
筆者である柴辻さんは武田氏をはじめ東国の戦国史の研究をされている方で本書は東国戦国史の中で語られる昌幸さんなのであります
上州・沼田方面や岩櫃での活躍について知りたい方にはおススメです
豊臣氏に仕えた昌幸さん、徳川勢を退けた上田合戦、九度山での生活、晩年の昌幸さんについて知りたいと思う方には物足りないかもしれません
あくまでも私の感想であります
5~6年前古書で購入しましたが800円ほどでした
情報量からして割安だと思います
現在の古書での相場は調べていませんが安ければ買いだと思いますよ
もちろん新刊での購入も見合っただけの情報量が得られる良書です
一族の流れから父・幸隆(幸綱)さんについて、兄・信綱さんについて、信玄さんに出仕していたころの話、家督相続に関する話、武田勝頼さんに仕えたころの話などなど
昌幸さんの生涯には興味深い場面が多々ありますね
そして上州での領地経営の話、家臣団の話
この人については知りたいことがたくさんありますわ
城めぐりを趣味として、上州を主戦場をしてきた私にはとても面白い書であります
木曽義昌物語
松井安俊 著
千葉・東総物語シリーズ
多田屋書店 発行
2006年6月 初版
2016年6月 4刷発行
価格 150円
41ページ
先日訪れた匝瑳市、旧八日市場市の商店街にある書店にて購入しました
その書店が発行している冊子です
郷土の人物を紹介するシリーズ
旭市の礎を築き、今なお人気のある木曽義昌さんについて書かれたものです
木曽義昌さんといえば裏切り者のイメージがあって世間一般的には人気がありません^^
しかし戦国末期に基礎から転封された匝瑳郡ではそのようなイメージはないようです
1590年に移封し1595年に病没するまで僅か5年の統治ですがその事績は現地の人々に語り継がれるほどのものでありました
徳川家康さんも裏切った義昌さん、豊臣家の小田原合戦に参陣しなかった義昌さん
木曽10万石からの領地から大幅に知行を減らされ1万石で匝瑳へきました
多くの家臣も同家を離れ失意の移住といったイメージであります
しかし、山深い木曽に育った義昌さんは水田や海が領内にあることを喜んだようです^^
積極的に領内統治にのりだします
湿地を埋め立て水田を開き、海産物を運搬する街道も整備したそうです
この人は内政向きの武将だったのですね
人柄もおおらかであったといわれます
武田信玄の娘を嫁に迎えていますが生涯添い遂げます
そんなことで匝瑳郡では人気があったのでしょう
息子の代に木曽家は滅亡し江戸期になると郡内は複数の武士の所領となり良い統治がされなかったといわれます
これも義昌さんの人気UPにつながっているのでしょうね^^
物語となっていますが義昌の晩年、匝瑳に移ってからがメインに書かれています
木曽での生活については簡単に紹介されるのみです
参考になったのは居城の網戸城と家臣・山村氏の屋敷、千村氏の屋敷などについて紹介されていることです
次に匝瑳郡へ足を運ぶ際に是非立ち寄ってみたい場所であります
もちろん義昌さんの銅像と墓所も一緒に見学します
わずか1日で読み終わってしまいました
なかなか面白かったです
武蔵武士団
関幸彦 編
吉川弘文館
2014年3月
価格 2500円
265ページ
一年半ほど前に購入しました珍しく新刊これは私が求めていた本だと立ち読みしていて直感
何度も読んで武蔵武士の楽しさを実感
実際に埼玉県内を見て歩き面白さを体感
これほどテンションのあがる資料はなかなかありませんよ
身近な存在である武蔵武士団についてもっと知りたい、確かめたい、関連する場所に行ってみたい
関幸彦さんのセンス、素晴らしいです
平安末期から室町期の武蔵武士を知るうえで欠かせない資料となります
武士たちの館跡、鎌倉道、古戦場、板碑、信仰、血縁、移住、東遷、西遷などなど
あらゆる角度から武蔵武士団を知ることができます
多くの武士団は小規模で戦乱の世を生き抜くことに必死でした
彼らの残した足跡をたどることは私のライフワークの一つであります
これほど魅力的な武士団はありません
武士団に限っていえば相模や上野、下総、下野ではここまで盛り上がらないのです
南北朝期の武蔵武士について大きく扱われる資料は少ないので参考になります
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