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城めぐりで参考にしている城郭本・歴史本を紹介するブログです 管理人のコレクション自慢というか散財の記録ともいえます(笑)
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鎌倉幕府の転換期

吾妻鏡を読みなおす



永井晋

NHKブックス

2000年12月 発行

価格870円

220ページ


昨年、私が最も読んだ本を紹介します
「鎌倉幕府の転換期」永井晋さんの著書であります
何回読んだでしょう・・・覚えていません
この本をヒントに城館探訪というか鎌倉御家人の居館跡を何回もしました

下河辺庄に何度も足を運んだのはこの本の影響が大きいです
秀郷流故実、弓馬の達人であります
源頼政に仕え都で教養も身につけたであろうこの人物に惹かれました
下河辺氏は昨年一年常に頭の中にいました^^

そして以仁王についてです
今までは周囲に担がれた軟弱な皇子くらいにしか思っていませんでした
実はこの皇子はとんでもない大物になる可能性を秘めていたんですね
この人について初めて知ることが多くイメージがガラリと変わりましたね
南北朝期の護良親王並みの剛毅な人物ではないかと推察します

「吾妻鑑」を読みなおすとサブタイトルにもあるように以仁王の挙兵から宝治合戦まで
鎌倉幕府にとって重要な事件や事柄についての考察です
私は吾妻鏡を所有していてもちゃんと読んだことがないので書かれていることを全て受け入れたのち気になる点は自分で吾妻鏡を読んで考察したりもしました
だから私の場合「吾妻鏡を読みなおす」を読んで吾妻鑑を読みなおす^^
本当に勉強させていただきました
城館探訪を趣味としている私が鎌倉期の武士の居館跡、伝承地を探す歩く時間が以前より増えたのは永井晋さんの著書による影響が大きいのであります
そして、そのことをとても楽しんでいます

八王子駅近くの古書店にて500円で購入しました

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あなたの知らない秋田県の歴史




山本博文 監修

洋泉社

2013年11月 発行

価格 930円

189ページ

様々な出版社から県別で歴史シリーズが発行されています
歴史だけでなく地名や県民性、風習、郷土食なども出版されていますね
いつも思うのが県によって当たり外れの差が激しいということです
洋泉社さんのこのシリーズは2冊目なんですが強くそう思います^^

でも本書は私としては当たりです
しかも100円だったので大当たりですわ^^
東松山市の大型古本屋にて購入しました

かなり中世の紹介に力を入れてます
由利十二党とは、京都扶持衆の小野寺氏、戸沢盛安とは、大河兼任、浅利氏はなぜ滅亡したのか?
かなり読み応えありますよ
秋田については一度しか訪れたことがなくて資料も少ないのでとても貴重な存在となります
城館についてもいくつか紹介されています( ̄ー ̄)

行く予定はないのですが行く気はいあるのでいつか役立てたいと思っています
その場合、湯沢市が有力候補地となるでしょう

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牛久市文化財ガイドブック




牛久市文化遺産活用実行委員会

2015年 発行

無料配布

25ページ

先日訪れた牛久市の文化財マップです
中央公民館の受付で頂きました
城仲間が事前に情報を入手したおかげです
貴重な代物で1人一部で手渡しでの配布であります
当然といえば当然なんですが^^

牛久は城館跡をメインに文化財を紹介しています
主要な城館を縄張り図付きで紹介しています
牛久城、小坂城、東林寺城、久野城、岡見城、桂城、遠山城

私は牛久市史/原始古代中世を所有していますがコチラにも活用方法があり重宝します
地形図に文化財が記されているのでいろいろ考察するのに便利です^^
持ち運びも便利だし^^
とはいえ市内の主要な城館はすでに訪れてしまっているのでコレを活用することがあるのか?
問題ですね^

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はんのう文化財マップ

飯能遺跡分布地図



飯能市教育委員会


飯能市で発行している遺跡地図です
同市に関しては正直言うとあまり良い印象がなかったのですがこういったものを出していたんですね
資料館でも図書館でも見かけたことがありません
城仲間が私の分まで入手してくれたので詳しいことはわかりませんが素晴らしい出来なのでもっとアピールするべきだと思います
いろんな場所において市民以外にも気軽に入手できるようにしてほしいな~^^

城館跡や中世宿場跡や古道も記されているんです
これがあると飯能市が楽しく歩けそうです^^
4部構成で加治・精明地区、吾野・東吾野地区、原市場・名栗地区、飯能・南高麗地区に分かれています
これとは別に市全体の遺跡図もあります

使えますよコレ^^

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多摩苗字風土記

附・郷土夜話


 

桜沢孝平 著

武蔵野郷土刊行会

昭和51年8月 発行

価格 1000円

286ページ

多摩地区に古くから住みついている方々の苗字のお話です
もちろん中世地侍の末裔も含まれています
西多摩、北多摩、南多摩と3地区にわけて調査されていろいろと紹介されています

けっこう勉強になりました
会社の同僚、通勤で目に付く看板の名前、近所に住む人の苗字と出自が書いてあったりして
楽しめます
「あの人は〇〇の末裔なんだ」「あの不動産屋は〇〇に所縁があるんだ」という感じです^^
私はやっぱり羽村、青梅あたりの苗字は気になります
古い民家も多いですし地主さんもおおいですからその由来を知って喜んでいる私ですが
何か変でしょうか(笑)

本書は八王子市の古書店にて2000円で購入しましたがその理由は上記の苗字のお話ではなくて
付録ともいえる郷土夜話に収録される三田一族の若林氏についての調査記録が面白いと思ったからです
三田氏って滅ぼされたから史料や文献があまりなく一族なんて残っていないだろうと思っていましたがいるんですね
嬉しくて何回も読みました
屋敷跡も場所はわかっているのですが未だに訪れていません^^
近いうちに周辺の地名や地形なども調べてから訪れたいと思っています

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