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城めぐりで参考にしている城郭本・歴史本を紹介するブログです 管理人のコレクション自慢というか散財の記録ともいえます(笑)
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秘録北アルプス物語



朝日新聞松本支局編

郷土出版社 

昭和57年6月 発行

価格 1500円

299ページ

北アルプスの歴史・・・?と思うでしょう
私もそう思います
でもなかなか面白い本でした
佐々成政の「さらさら越え」の項目はとくに面白かったです
野口村に伝わる話が語られています
凍傷になった家臣、一行を助けた漁師、ルートについてなどなど
他にも黒部に隠された埋蔵金の話も面白いです

他に小谷村の平倉城や三木秀綱に関する伝承など掲載されています
近世以降の話が多いですが厳しい山村の生活については知ることができました

この地方には偽の古文書が多く残るそうですがこれは廃藩置県後に松本城にあった古和紙を大衆に放出したことが原因でこの和紙を買い占めた大町の旅館経営者が面白半分に他人の系図を次々とつくったことが原因の一つなのだそうです(笑)

あきる野市の大型古本屋にて100円で購入

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武士の棟梁の条件

中世武士を見なおす




野口実 著

中公新書

1994年11月 発行

価格 660円

188ページ

野口先生の東国中世本であります
この方の著書は三冊目なんですが読むたびに勉強になります
とても楽しく面白い本であります

武士の棟梁の条件とは
源頼朝が藤原秀郷流の故実にこだわったわけ、下河辺氏を重用した理由がいろいろ書かれていますが納得できました
そして下河辺氏についてとても興味をもちました
いままでは名前は知っていてもその居館や領地も把握していませんでした
近いうちに訪れてみたいと思います
何もないのは承知していますが下河辺氏がどのような地形に領地を持っていたのかを知りたいのです

そして平家についても今まで間違った認識を持っていました
本書を読んでその認識を改めました
荒々しい坂東武者に対して軟弱な西国武士というイメージだったんですね
しかし平家には伝統を重んじ教養と武芸を極めた武者が多数存在したのです
この本を読んでしまうと東国武士のイメージもガラリと変わります
野蛮という言葉がピッタリ当てはまってしまいます・・・
とはいえ坂東武者が嫌いになったわけではありません
逆に今以上に興味を持ってしまいました
そして坂東武者を束ねた武士の棟梁・源頼朝について
これもイメージが変わりました
ということで今後は頼朝についての勉強にも力を入れたいと思います

野口先生の本は読むたびに新たな発見があります
その著書には強く影響を受けています
これまでにも源義朝さん、藤原秀郷さんについて勉強するきっかけを与えてくれました

八王子駅近くの古書店にて100円で購入しました

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日本の山城100名城

別冊歴史REAL



洋泉社

2015年3月 発行

価格1700円+税

159ページ

私も画像提供して出版に協力させていただいた『日本の山城100名城』であります
なかなか渋い選択であります
マニアも納得かな?
でも私のような超マニアックな城好きには物足りません(笑)
だって好きな山城を100箇所に絞ることなんてできないっすよ

あとこの手の本は西国の石垣つくりの山城がメインとなり東北の城の掲載数が少ないのが残念あります

関東の山城も少なめです・・・
つまり半分以上の山城は私が訪れる可能性が低い場所なのです(笑)
でも画像も豊富だし図面もついているしいつか役にたつでしょう(笑)

あっでも内容は面白いですよ
有名な先生方が執筆してるし解説も丁寧だし(笑)

本書は献本であります

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古文書入門ハンドブック




飯倉春武

吉川弘文館

2010年10月 第8版

価格 2500円

292ページ

ついに禁断の扉を開いてしまいました(笑)
古文書については様々な史料は持ってはいるものの下し読みがなければ内容がほとんどわかりませんでした
読めないとつまらないです読めるようになりたいです
このことは私にとって遅から早かれぶち当たる問題だったのでしょう
ということで勉強してみようと思ったです(笑)
どこまで頑張れるか、途中で諦めるか・・・

とりあえず本書の付録資料である古文書に見える特殊用語から勉強っす
最近は城館というよりも中世の武家社会に強く興味を持つようになり集める資料も古文書が多く含まれているので何とかしたいです
帯に「この一冊でだれにでも中世文書が読める」と書いてありますがそうなって欲しいものです(笑)

本書内で例文として使用している文書も興味深いものが多く勉強にも熱が入りそうです
筆者は古文書を読むには毎日の練習がもっとも効果があると書いています
また習うより慣れろとも書いてあります

青梅市の大型古本屋にて200円で購入しました

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扇谷上杉氏

中世関東武士の研究第5巻



黒田基樹 編者

戎光祥出版

2012年3月 発行

価格 6200円

357ページ

このところ神奈川県に出陣することが多くなりました
主に相模武士の居館跡を見てまわっているのですが行く先々で扇谷上杉氏関連の城館があります
その度にこの本を読んで勉強しています
扇谷上杉氏についてそれなりに知っているつもりでしたが本書をざっと読んでみて認識が改まりました
少しずつ読んで城館や家臣について領地についてなどなどいろいろ勉強しています
そのうち一日がかりで扇谷上杉氏関連の城館だけを訪れてみたいな~なんてプランも浮かんできます
優れた論考が集められている本書は価格も高く手をだしにくい存在です
実は頂物なんです(笑)
史料集や系図、城館についての解説など至れり尽くせりっすわ~
 師匠、とても感謝しています
しっかり勉強していますよ~

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