城めぐりで参考にしている城郭本・歴史本を紹介するブログです
管理人のコレクション自慢というか散財の記録ともいえます(笑)
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武士の棟梁の条件
中世武士を見なおす
野口実 著
中公新書
1994年11月 発行
価格 660円
188ページ
野口先生の東国中世本でありますこの方の著書は三冊目なんですが読むたびに勉強になります
とても楽しく面白い本であります
武士の棟梁の条件とは
源頼朝が藤原秀郷流の故実にこだわったわけ、下河辺氏を重用した理由がいろいろ書かれていますが納得できました
そして下河辺氏についてとても興味をもちました
いままでは名前は知っていてもその居館や領地も把握していませんでした
近いうちに訪れてみたいと思います
何もないのは承知していますが下河辺氏がどのような地形に領地を持っていたのかを知りたいのです
そして平家についても今まで間違った認識を持っていました
本書を読んでその認識を改めました
荒々しい坂東武者に対して軟弱な西国武士というイメージだったんですね
しかし平家には伝統を重んじ教養と武芸を極めた武者が多数存在したのです
この本を読んでしまうと東国武士のイメージもガラリと変わります
野蛮という言葉がピッタリ当てはまってしまいます・・・
とはいえ坂東武者が嫌いになったわけではありません
逆に今以上に興味を持ってしまいました
そして坂東武者を束ねた武士の棟梁・源頼朝について
これもイメージが変わりました
ということで今後は頼朝についての勉強にも力を入れたいと思います
野口先生の本は読むたびに新たな発見があります
その著書には強く影響を受けています
これまでにも源義朝さん、藤原秀郷さんについて勉強するきっかけを与えてくれました
八王子駅近くの古書店にて100円で購入しました
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