城めぐりで参考にしている城郭本・歴史本を紹介するブログです
管理人のコレクション自慢というか散財の記録ともいえます(笑)
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知将 杉原盛重
伯耆坊俊夫 著
立花書院
平成19年7月 発行
価格1500円
203ページ
備後の国人衆で尼子・毛利氏に仕えた杉原盛重について恥ずかしながら初めて知りました山陰地方を主戦場に吉川元春のもとで活躍した武将であります
資料ではなく物語風の史書でありますが楽しく読ませていただきました
初めて知ることが多く地図、毛利・尼子関連の資料や雲陽軍実記などをとりだして気になる部分を調べながら読み進めました
就寝前に読んでいたのですがここ数日はこの本のおかげで寝不足であります(笑)
とにかく面白かったので盛重さんが居城とした神辺城、泉山城に行ってみたくなりました
備後、伯耆って東京からだと遠いですね
行くまでにそれなりの準備と費用、時間が必要となりますね
山中鹿介さんの有名なトイレからの脱走劇も盛重さんの居城から逃げ出したのですね
鹿介さんに関する本は読んでいたんですけど盛重さんについてはスルーしていたんですね
盛重さんは忍者をよく使いこなし情報収集をして戦に役立てていました
知将といわれる所以ですね
残念なのは不肖の倅をもったことでしょうか
彼の死後、杉原家の家名を汚すことになるとは・・・
盛重さんが今一つ有名になれないのコレが原因なのかもしれませんね
鶴ヶ島市の大型古本屋にて100円で購入しました
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戦国合戦大辞典(二)
新人物往来社
1989年8月 発行
価格 5000円
356ページ
関東地方と山梨県の戦国期における合戦を数多く収録した時点であります東国の城館を見てまわることが趣味の私としてとても重宝している辞典であります
合戦までの経緯、経過のみならず史料も記されています
合戦によっては戦場の立地や地形についても書かれています
栃木県と埼玉県に関してはとても充実していてわざわざ郷土史などを取り出して調べる手間が省けるので大助かりです
逆に群馬県、東京都は掲載数が少なすぎて物足りません
関東の戦国期に興味を持つ人であれば持っていて損はないと思います
著者も柴辻俊六さん、湯山学さん、伊藤一美さん、下山治久さん、池田公一さんという豪華な顔ぶれとなっています
本当は東北編も欲しいのですがどうやら出版されなかったようです(未確認情報)
立川市の古本屋にて2500円で購入しました
兼遠と義仲
小林清三郎
銀河書房
平成3年12月 発行
価格 1500円
中原兼遠とは木曽義仲を養育したことで知られる人物ですね義仲さんに最後まで付き従った樋口兼光、今井兼平、巴御前の父親でもあります
名前は知っていても兼遠さんについて何も知らなかったので買ってみました
八王子市の古書店にて650円でした
最初に読んだのはもう10年以上も前になりますかね
著者がいうように歴史の専門家、研究家ではありませんが郷土の歴史が好きなんでしょうね
そういう気持ちが伝わる書で好印象でした
最近、ふと気になってパラッと読んでみたのですが気になる部分が書かれていませんでした
それは子供たちを戦場に送り出した後の兼遠さんについてです
これは他にも調べてみましたが不明なようですね
出自や兄弟については書かれていましたが知りたいのはそこじゃなかった~
日義村に伝わる兼遠や子供たちの屋敷地や様々な伝承地についていろいろ書かれています
さらに根井行忠、海野幸広や滋野氏についても詳しく書かれています
もちろん義仲さんの生涯についても書かれています
木曽山中で行商をしていた筆者が足で稼いだ情報はとても貴重なものでありがたく参考にさせていただきます
近いうちに日義村訪れたいと考えています
※そう考えてはや10年経ちますが・・・(笑)
この本を見る度に木曽行きたいな~と思います
そう思える本ってなかなかありませんよ
中原兼遠について書かれている書はあまり見かけたことがないのでそう言った意味でも貴重かもしれません
武田信玄
伝説的英雄像からの脱却
笹本正治 著
中公新書
1997年9月 発行
価格 660円
つい最近ですが笹本さんの講演会を聴く機会がありましたこの方の信玄さんに対する考えに共感する部分があり著書を読んでみようと思いました
ずいぶん前に購入したまま読んでいなかったこの本ですがそんな理由でふと数日前に読みだしました
コレ、面白かったです
というか物凄く勉強になりました
山梨ではなんでもかんでも信玄と結びつけて考える傾向にありますが実際はどうだったのか?
信玄堤、棒道は本当に信玄が築かせたものなのか?なんて話です
私は信玄さんに特別思い入れがないのでスンナリ読めました
信玄の軍事力を支えたのは金山だけなのか?金山の衰退と武田家滅亡は結びつくのか?
信虎追放劇と義信切腹と近臣の粛清の裏側には譜代家臣や国人の思惑が・・・
武田氏によって築かれた城が多々ありますが本当にそうなのか?
様々な考察がなされています
信玄さんに対する伝説的な英雄論という枠組みをとり真の人間像に迫るなんて筆者が書いています面白かった~わずか1日で読破しました
とにかく参考になる場所だらけで付箋だらけになっちゃいました
場所は憶えていませんが250円で購入しました
歴史手帖 特集古代・中世の丹波
名著出版
1980年8月号
価格 290円
65ページ
東京に住んでいると当たり前のことですが西日本の郷土史関連の資料って入手が難しいのです知りたいと思う事柄があっても知ることができないということがよくあります
だからどんな短い文章、記事であっても見つけたらなるべく入手するようにしています
もちろん中世限定であります
そのとき興味がなくても後々役立つなんてことがよくあるので先行投資的意味合いで散財しています(笑)
今回紹介するのは私のブログではお馴染みの名著出版さんの歴史手帖であります
特集が丹波の古代・中世であります
まったく馴染みのない土地ですが中世という文字を見て購入(笑)
飯能市の古書店で150円でした
内容ですが丹波黒井城と赤井党、丹波守護代上原元秀についてという記事が中世で私に役立ちそうです ※黒井城の平面図掲載は嬉しいです
丹波の赤鬼さんは存じ上げていましたが上原元秀さんにつては初めて知りました
丹波には行く気がないので簡単に読んだだけですがいつかこの記事が役立つといいな~と思っています
丹波ではありませんが茨城県地方史の成果と研究という記事が役立ちました
同県の中世資料を集めるうえでとても参考になりました
効率よく収集することができて感謝です
いつも思いますがたくさんの情報が詰まっていて月刊誌で低価格、歴史手帖は本当に素晴らしいです
願わくば復刊してほしいです
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