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城めぐりで参考にしている城郭本・歴史本を紹介するブログです 管理人のコレクション自慢というか散財の記録ともいえます(笑)
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西郷四郎の生涯

伝説の天才柔道家




星亮一

平凡社新書

2013年6月 発行

価格 760円

会津が生んだ天才の一人、西郷四郎さんの生涯について書かれた本です

姿三四郎のモデルで昭和中期頃までドラマ、映画で親しまれた人物であります
私は初めて会津武家屋敷を訪れた際に西郷四郎さんが会津出身としり興味を持つようになりました
それ以前は幻の技『山嵐』に興味があって西郷四郎さんのことは知っていた程度でした

いろいろ調べていくうちに西郷頼母さんの養子だったこと、会津藩士の子として生まれたこと
若くして講道館を出奔し新聞社の特派員として半島や大陸へ赴いていたこと
知れば知るほど何でだろう?と思う生涯に感じました

本書は幕末会津本で知られる星亮一さんの著書であります
この本は買わないわけにはいかないと思い先日、八王子市の大型古本屋にて購入しました
¥410(`・ω・´)ゞ
先ほど読み終わりました

柔道界で誰もが認める才能を有していながらその道を捨て新たなチャレンジをする姿には強い意志があったのですね
出自である会津藩士の魂が彼を導いたのかもしれません

幼少時、新潟県津川に身を寄せていたころにイザベラ・バードさんが旅で訪れた際の日記に
記される彼女を罵倒した少年とは四郎だったのではといわれるほどヤンチャな少年だったようですwww

講道館時代の華々しい活躍や数多くあるであろう武勇伝が記されていることを期待していましたが柔らの道を捨てた後の人生にスポットがあてられています

長崎の新聞社で特派員としての人生についてはほとんど知らなかったので
知ることにより四郎さんの人生について深く考えることができました
特派員として活動し激動の世界に身を置き記事を書くことに生きがいを感じていたんでしょう
陸軍大将になるのが幼少時の夢だったそうです
日本柔道界は彼にとって活躍するフィールドが狭かったのかもしれません

現在のようにトレーニング方法やアスリートの食事が確立していない時代です
20代中盤で肉体のピークを迎えることを嘆いていたようです
オリンピックや世界大会など大きな活躍舞台があれば彼は違った人生を歩んでいたんだろうか?

今日はそんなことを考えながら帰宅しました

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