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城めぐりで参考にしている城郭本・歴史本を紹介するブログです 管理人のコレクション自慢というか散財の記録ともいえます(笑)
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消えた戦国武将





帰雲城と内ヶ島氏理

加来耕三

メディアファクトリー新書

2011年12月発行

価格740円

225ページ

この本、面白かったです(笑)
タイトルではピンときませんでしたがサブタイトルの帰雲城と内ヶ嶋氏が気になって立ち読みして見ると「おおっ~これ面白いかも~!!」と思い購入します(青梅市の大型古本屋にて350円で購入)
若い頃から帰雲城については興味ありました
山津波で一夜にして地中に消えた城です
その所在地でさえ判明していないのです
この謎についていろいろ考察されているだけでなく城主の内ヶ嶋氏について
埋蔵金伝説についてなど面白いですね~

さらに飛騨守護・三木自綱さんについてもはじめて知ることだったのでとても興味深く読ませていただきました
一向一揆と内ケ嶋氏や家臣の話、金山の話などなど飛騨の中世史ともいえる内容です
とにかく面白かった~
丁寧で読みやすい文章でした
いつか帰雲城の石碑、向牧戸城と一緒に訪れてみたいと思いました

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素顔の伊達政宗



「筆まめ」戦国大名の生き様

佐藤憲一 著

洋泉社

2012年12月 発行

890円

252ページ

伊達政宗さんはこのところ若い人を中心にスゴク人気があるようですね
関連書籍もたくさん出版されています
私のとってはどれも魅力を感じないものばかりです
しかし、本書は違います
政宗さんが家臣、家族、他の大名に宛てた手紙から彼の素顔を探ります
実は第1章しか読んでおりません(笑)
政宗さんが仙道で天下をにらみ四苦八苦していた頃に書かれた手紙の内容に興味がありました
最近は福島県に出かけることが多くなったので参考になる事柄が多く夢中で読みました

政宗さんが上洛の途中、小田原城を視察した際、家臣に送った手紙の内容も面白かったです
「昨日、小田原城を隅々まで見学した。 要害の普請がこれほど大規模だったとは、言葉を失うほどだ。 それにつけ氏直は何と弱気だったことか。 股で水を切る勢いであったが、これほどの要害を擁し、俵粮・兵具も有り余るほど備えながら、それを生かし切れずに果てるとは一体どうしたことか」
といった内容です
後北条氏さえ踏ん張ってくれれば自分はもう少し頑張れたのにといった意味でしょうか
なかなか興味深い文ですね

もう一つの気になる文章は東京都あきる野市にある大悲願寺のお話です
住職・秀雄が政宗の弟といわれていることに昔から興味があったので楽しく読ませていただきました
同寺に残る白萩文書にちなむというわけではありませんが私もここの白萩の美しさに魅せられて株分けを購入して我家に植えました
そろそろ見ごろとなる時期なので心待ちしています

機会があれば第2章(江戸初期)以降も読んでみようと思いますがいつのことになるのでしょう(笑)

青梅市の大型古本屋にて100円で購入

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今川了俊



川添昭二

吉川弘文館

昭和39年6月 初版

平成6年11月 新装第二刷

価格 2009円

298ページ

吉川弘文館の人物叢書シリーズで私の好きな武将・今川了俊さんについて書かれたものです
私は武将としての了俊さんに興味があるですが本書はどちらかというと彼の文人、政治家といった面について多く語られています
九州における彼の合戦は地味?なのかな~
菊池氏との死闘、島津氏や大友氏、少弐氏との駆け引きは面白いと思うんだけどな~
満足いくほど語られていませんでした
きっといろいろ語られることが多く紙面の関係で九州探題時代の記述が少ないんだと自分に言い聞かせております(笑)

最初は菊池氏の憎き適役で好きではなかったんですがいつの間にか好きになり昨年は墓参りまでしてきました(笑)
もちろん『難太平記』も入手して少しだけ読みました(笑)
私の知っている唯一の貞世本です
古本屋で見かけた時は驚きました~、そして喜びましたよ
日野市の古本屋にて850円で購入です

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伊豆水軍




永岡治 著

静岡新聞社

2008年3月 発行

価格 952円

206ページ

数年前に伊豆の水軍城をいくつか訪れたことがありました
本書はその帰りにたまたま立ち寄った裾野市の書店で購入しました
あまりにタイムリーすぎたので書店でニヤリとしてしまったのを記憶しています
私は海とは縁遠い山間部に近い場所で育ったせいもあり水軍には興味がありませんでした
しかし伊豆の長浜城や丸山城、獅子浜城を訪れてその構造を見ていくうちに水軍について少しだけ興味がわいてきたのかな~なんて帰り道を運転しながら思っていました
そこにこの本ですから「水軍について勉強してみたら」といわれた気になりましたよ
当然ながら帰宅してから夢中で読みました
水軍の成り立ちから戦国期の水軍領主の城、軍船や海上ルートについて、今川、武田水軍についてとページをめくる度に興味深い項目が出てくるんですよ
そのなかでも後北条氏に仕えた富永氏については特に楽しく面白く読ませていただきました
古代から戦国末期まで、伊豆水軍史ともいうべき内容はこれからも資料として役立たせていただくことになりそうです

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出羽諸城の研究




沼館愛三

伊吉書院

昭和55年9月 発行

価格 3800円

352ページ

秋田県と山形県には一度ずつ城館探訪で訪れていますが資料が手元に少ないということで購入しました
ネットで400円(送料別)と安値で買えたんですよ
沼館さんのシリーズ三冊目であります

このところ福島県の会津方面にハマり何度も訪れているのですが見えてきたんですよ
何がって会津の先にある米沢が(笑)
米沢関連の資料も入手できたことで本書もようやく役に立つ日がきそうです
米沢って城館がかなり多いですね~楽しみです
本書にも米沢の城館を多数紹介しているのでしっかり読む日が楽しみです
・・・実はまだ読んだことがないのですこの本(笑)
訪れたことがある秋田県仙北の項目だけは読んだんですけどね
米沢を再訪すればその先にはアルカディアと称された美しい平野にもたくさんの城館が、
そしてその先には秋田県が・・・何年後になるのだろうか~
これからお世話になることが多くなりそうです
とりあえず山形県の資料としてお世話になることが多くなりそうなので山形県の城本として紹介することにしました

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