城めぐりで参考にしている城郭本・歴史本を紹介するブログです
管理人のコレクション自慢というか散財の記録ともいえます(笑)
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素顔の伊達政宗
「筆まめ」戦国大名の生き様
佐藤憲一 著
洋泉社
2012年12月 発行
890円
252ページ
伊達政宗さんはこのところ若い人を中心にスゴク人気があるようですね関連書籍もたくさん出版されています
私のとってはどれも魅力を感じないものばかりです
しかし、本書は違います
政宗さんが家臣、家族、他の大名に宛てた手紙から彼の素顔を探ります
実は第1章しか読んでおりません(笑)
政宗さんが仙道で天下をにらみ四苦八苦していた頃に書かれた手紙の内容に興味がありました
最近は福島県に出かけることが多くなったので参考になる事柄が多く夢中で読みました
政宗さんが上洛の途中、小田原城を視察した際、家臣に送った手紙の内容も面白かったです
「昨日、小田原城を隅々まで見学した。 要害の普請がこれほど大規模だったとは、言葉を失うほどだ。 それにつけ氏直は何と弱気だったことか。 股で水を切る勢いであったが、これほどの要害を擁し、俵粮・兵具も有り余るほど備えながら、それを生かし切れずに果てるとは一体どうしたことか」
といった内容です
後北条氏さえ踏ん張ってくれれば自分はもう少し頑張れたのにといった意味でしょうか
なかなか興味深い文ですね
もう一つの気になる文章は東京都あきる野市にある大悲願寺のお話です
住職・秀雄が政宗の弟といわれていることに昔から興味があったので楽しく読ませていただきました
同寺に残る白萩文書にちなむというわけではありませんが私もここの白萩の美しさに魅せられて株分けを購入して我家に植えました
そろそろ見ごろとなる時期なので心待ちしています
機会があれば第2章(江戸初期)以降も読んでみようと思いますがいつのことになるのでしょう(笑)
青梅市の大型古本屋にて100円で購入
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