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城めぐりで参考にしている城郭本・歴史本を紹介するブログです 管理人のコレクション自慢というか散財の記録ともいえます(笑)
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日本人の苗字

30万姓の調査からみえたこと




丹羽基二

光文社新書

2002年8月 発行

価格 700円

222ページ

私は丹羽さんの著書には子供のころからお世話になっています
苗字について、武家の系譜について参考にさせていただきました

最近購入したんですけど古代の姓『八色の姓』奈良・平安期の五色の賤、公家藤原氏の姓氏について勉強させていただきました
古代から平安期の姓氏については難しいのですね

それより面白かったのが前書きで丹羽基二さん本人の名前の由来についてでした
皆さんは子供の頃「あんだは橋の下で拾われてきた子だから」なんて言われたことありませんか
この言葉の意味というか由来を初めて知りました
父親の厄年に生まれた子は育たないといわれ形式的に一度捨ててから親族に拾ってもらうということだそうです
筆者は実際に橋の下に捨てられてから叔父に拾われたそうです^^
一度死んで生まれ変わるようにということで墓の隠語である基を名前にいれたのだそうです

この話がもとで悪いことをした子供は橋の下で拾われたなんて親にいわれたんでしょうね

丹羽さんは柳田国男、折口信夫さんの教えを受けたのですね
柳田さんに苗字を課題にしたいと言ったらでは食えないといわれたそうです^^

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城取りの軍事学




西股総生

学研

2013年5月 発行

価格 1500円

306ページ


この本、立ち読みで面白そうだったので新刊で購入しました
でもそのことをとても残念に思っています
面白そうというだけでさほど面白くなかったです
秩父の山城や川越の陣城群について解説があって楽しめそうでしたが・・・
序盤から???

城好きは世の中たくさんいて西股さんの信者のような人も多々見受けられます
技巧的な縄張りが好きな人にはたまらんのでしょうね
私も10年くらい前はこの方の記事を読んでいました
多摩の城館もこの方の研究ノートを読んで訪れたりもしました

でも最近は見なくなったな~
私が向いている方向と違うのですね
求めていることが違うのです^^
城好きといってもいろいろな人がいますから^^
城に対する思いも違います「この城ダサい」という考えは私はないです
遺構に対する考えも違うようです
私から見ると誇大解釈しているように思えます
私が遺構を見る目が未熟といえばそうなんですが^^

古本屋で安く売られていれば買うのもありかなとも思います( ̄▽ ̄)
もう買わないだろうなこの人の本は^^

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本能寺の変 431年目の真実






明智憲三郎

文芸文庫

2014年第8版 発行

価格720円

345ページ

ここ2週間ばかり通勤帰宅の電車内で読んでいました
この本に関しては城仲間から聞いていて知っていたのですが古本でも値段が高いので買う気になれなかったのです

偶然100円で売られていたので即買いして読み始めました
明智光秀の末裔が書く本能寺の変の真実って
最初は家伝などから偏った説が書かれているのかななんて思っていました
でも作者は歴史捜査という手法で本能寺の変の真実を探ります
これが新鮮で冒頭から夢中になりました
光秀の経歴に関しての考察は納得させられました
この部分はで引き込まれましたね~

でも肝心の信長を襲撃する同機についてですがこれは・・・
「それはないわ~」電車内でつぶやいてしまいました^^
ネタばれはよろしくないので詳しくは書きませんが終盤に行くほど???という感じでした

戦国物、こういう考察物は好きなんですよ
桶狭間の合戦と本能寺の変に関してはこの手の本がたくさん出版されていますね
私はどちらに関しても自分の考えがないのでそれぞれ読んでみてなるほどね
どうなのかな~といった程度の感想なんですがこの本の語る真実とやらはさすがに驚きました^^
とりあえず100円で購入しといてよかったです(笑)

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戦国の山城をゆく

信長や秀吉に滅ぼされた世界




安倍龍太郎

集英社新書

2004年4月 発行

価格 680円

234ページ


歴史作家の安部龍太郎さんの城紀行文であります
この方の作品は読んだことありませんがこの本の内容が面白そうだったので買いました350円だったので^^

サブタイトルにもありますように信長や秀吉に攻められた城跡がメインで小谷城、一乗谷城、岩村城、三木城など有名な戦国期の城跡について書かれています
城についての解説など求めていなくて紀行文として私がどれだけ掲載している城に行きたくなるかという点で評価しています^^
紀州の弥勒寺山城、雑賀衆の拠点ですがこの項にはすごく魅かれました
行きたくなりました^^
といって10年以上も前の話ですが・・・
未だに行けていないのはなんでかな~

私はこういう城本が好きなんです
ガイドブック的なものは必要なくて行く気にさせてくれるこの手の本がいいんですよ

私事ですがずいぶん前に城好きとして某新聞社の取材を受け記事が掲載されたときに安部さんと共演しているんです
私のほうが画像が大きく扱いが良かったんですよ^^

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廃城をゆく4




かみゆ 編集

イカロス出版

2016年3月 発行

価格1580円+税

111ページ


私も原稿執筆をした「廃城をゆく4」発売しました
献本が届いたので紹介させていただきますm(__)m

昨年秋に原稿を書いたのですが久しぶりで勝手が違うのもあり苦戦しました
若神子城と向羽黒山城を担当しました

内容ですがシリーズ最高傑作ではないでしょうか
本格的な城本になってます
そのぶん今までの素人衆ががんばってつくりました~感は薄れてしまいました^^

香川元太郎さんの鳥瞰図キタ~って感じっす^^

とにかく面白く楽しめる内容になっていますので是非是非立ち読みを^^

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