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城めぐりで参考にしている城郭本・歴史本を紹介するブログです 管理人のコレクション自慢というか散財の記録ともいえます(笑)
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船橋地誌
夏見潟を巡って




長谷川芳夫
崙書房出版
2015年10月 発行
価格 1800円
240ページ



船橋市、人口60万を超える大都市です

私はこの街には特別な思いでと思い入れがあります
我家では幼少時より年末年始は大叔母の家で過ごすことが恒例行事でした
長い時間電車に揺られ見慣れない大都会の風景を楽しみでした
小学高学年になると夏休みも一人で訪れて長期間滞在していました
高校を卒業するまでずっと続きました
夏休みの宿題もお年玉の思い出も全部この街にあったのです

船橋駅からバスに乗ると田園風景が見えてきます
でも地方の田舎それとは違い殺風景に見えました

本書を読んで殺風景に見えた景色の理由を知りました
その景色はかつて夏見潟と呼ばれた場所なのです
だから田圃の中に集落や古い地割や石仏などなくて違和感を感じていたんでしょうね

地形から船橋市の夏見潟を考察し周辺の台地上の遺跡や史跡についていろいろと書かれています
私の好きな中世については千軒集落と鎌倉道、古戦場について記されています
夏見潟を避けるように通る鎌倉道の存在には興味深いです
道沿いに所在した集落や城館跡について考察するに欠かせない存在ですね
いくつかの城館あとについても地名、地形から簡単に考察がされています

夏見潟の干拓について
海老川河口集落について
東金街道について
船橋浦の漁場について

思い入れがあるから楽しく読めました
初めて知ることも多いのに懐かしく感じる不思議な感覚

今も発展を続けるこの街は大きな道路が通り高い建物が至る所に立ちます
渋滞も酷く市内の移動も大変です
でも未だに夏見潟跡には田圃の風景が残っています
私が遊んだ海老川沿いの田圃や台地上に神社は今も残っています
思い出の街、本書を片手にノンビリと歩いてみたいものです

高根台にある大型古本屋にて960円で購入しました




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