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城めぐりで参考にしている城郭本・歴史本を紹介するブログです 管理人のコレクション自慢というか散財の記録ともいえます(笑)
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長曾我部





長曾我部友親

文春文庫

2012年12月 発行

価格 686円

330ページ


長曾我部元親の末弟・親房から17代目にあたる当主が書いた本です
ずいぶん前からいろんな場所でこの本を見かけましたが子孫が書いたものということで敬遠していました
購入したきっかけは?
大型古本屋にて100円で売られていたからですwww

買ってからずっと読まずに書棚の奥にしまい込んでいたのですが気まぐれで読んでみたら面白かった^^

戦国期の長曾我部氏と一条氏の関係について
国親、元親、信親の婚姻について
地方領主にしては政治色が少ないことに興味を持ちました
室町幕府に近い人物ですが地味に感じる婚姻で得たものは何だったのでしょうか
家格と勢いからすれば大領主の娘を嫁に迎えることができたはずです
本書の戦国期について書かれている箇所を何度か読みましたが答えは出ませんでした
このことについてはまた改めて他の書籍からヒントを得て考察してみたいです

長曾我部氏の出自から戦国期~滅亡を経て土佐藩の下士として生き残った庶流
明治に本名に復する話などなど子孫ならではの裏話的な内容になります
先祖に対する過剰な称賛はありませんが解釈の違いなのでしょうか
素直に受け入れられない記述もありました
といっても私が長曾我部氏について知っていることは十代の頃に読んだ書が基礎となっているのでたいしたものではありません
30年ぶりに長曾我部氏に触れてみましたが戦国大名として異質なものを感じました
土佐国が辺境地であることも改めて実感しました
読み物としては面白く長曾我部好きな方にはおススメします

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