城めぐりで参考にしている城郭本・歴史本を紹介するブログです
管理人のコレクション自慢というか散財の記録ともいえます(笑)
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新金子十郎家忠物語
新金子十郎家忠物語刊行会
平成5年10月発行
定価1500円くらいだったと思います
387ページ
平安末期、埼玉県入間市辺りを拠点とした武蔵七党の村山党に属する金子氏の当主・十郎家忠について書かれた本であります
私の住んでいる場所から近いということもあり家忠さんに関連する史跡や伝承に興味を持って調べるうちにお気に入りの人物になりました
家忠さんについては『保元物語』の初陣から『平治物語』、『平家物語』などでもその活躍を知ることができます
金子家忠の生涯と伝承、その末裔(多賀谷氏を含めた)について、史跡(主に城跡)がこの1冊にまとめられています
『関東百城』という城本の作者・大多和晃紀さんも本書に原稿を執筆されています
四国・伊予国に移住した一族についても多くの誌面を割き紹介しております
伊予金子氏は現在の愛媛県新居浜市の金子城を拠点として繁栄します
戦国期には長曽我部氏に臣従し豊臣秀吉の四国討伐の際に滅びてしまいます
最後の当主・金子備後守元宅はなかなか魅力的な武将であったようですがこの話はまた別の本の紹介の時にすることにしましょう
金子家忠以後の金子氏は武蔵各地に住み着き土豪となり、金子氏の城と伝わる場所が多々あり本書でも紹介しております
●篠原城(横浜市)
●杉山城(嵐山町)
●大成館(さいたま市)
●深大寺城(調布市)などなど
入間市の博物館にて購入しました
博物館では金子家忠を主人公にした映像がシアターで上映されていましたが現在でも上映されているのでしょうか?
私が訪れたときは客が自分のみで貸切状態でしたが(笑)
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