城めぐりで参考にしている城郭本・歴史本を紹介するブログです
管理人のコレクション自慢というか散財の記録ともいえます(笑)
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政宗に睨まれた二人の老将
紫桃正隆
仙台宝文堂
昭和55年1月 発行
価格 880円
356ページ
タイトル、政宗に睨まれた二人とは黒川晴氏と長江勝景であります
伊達氏の大崎攻めの際に共に伊達旗下として従軍しますが大崎氏・最上氏へ寝返ります
それぞれの思惑があっての行動ですが伊達氏というよりも政宗自身への不満、不信感があったことは確かなようです
さらに言えば奥羽の掟ともいえる中人制を破り版図を広げるやり方に嫌悪を抱いていたのでしょう
※長江勝景は新沼城で最上家臣に説得されての寝返りです
大崎市を中心に東松島市、気仙沼市あたりの戦国時代を解説する本です
紫桃さん独特の語り口、歴史物語風に大崎氏はじまり長江氏、黒川氏について語られます
二人の老将に関わる伊達庶流の上飯坂氏についても解説されています
そのほか氏家、鵙目、一栗、富沢などなど大崎氏の武将の活躍が活き活きと描かれております
伊達氏の大崎攻め~最上氏との対陣と和睦~泉田解放~奥州仕置き~葛西・大崎一揆~岩出山城取り立てという流れです
紫桃さんの著書なので数多くの城館も図面付きで掲載し解説もされています
さてこの二人、後に再び政宗に従いますがその処遇に明暗が分かれます
黒川晴氏は留守政景の舅ということで命は助けられます
長江勝景は伊達家臣の手で殺害されます
伊達政宗は恨みを決して忘れない執念深い男なんですね
勝景は相馬義胤に娘を嫁がせていること、伊達旗下として多くの合戦に従軍していたこと
葛西晴胤の娘を妻としていることなどなど深く興味を持ちました
近いうちに関係する城館を訪れたいと思いました
現地に行くことで本書を熱く読むことができますわ^^
ネットで購入しました
300円くらいですかね
中高生の頃に何度も読んだ本です
懐かしさでついついプチッと購入ボタンをww
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角田歴史散歩
角田市教育委員会
平成26年6月
無料配布
昨年の夏に角田市を訪れた際に郷土資料館にてGETしてきました
角田城から移築されたといわれる表門や灯篭、石組などがある資料館で明治期に建築された
氏家邸を補修整備して資料館になっています
石川氏関連の展示も充実しています
資料館前の街並み風情があっていいですよ
史跡めぐりの起点としてオススメスポットです^^
その資料館で頂いた史跡ガイドですがこれが素晴らしい
情報量がスゴイ、37箇所の史跡を細かく詳しく解説しています
もちろん掲載される地図にも記されています
角田城の解説も参考になります
目黒氏、島田地区に住み着いた武蔵武士末裔について
東北型板碑といわれる佐藤兄弟の碑
吉野城などなど
寺院の紹介が多いですが板碑がいくつか紹介されています
中世城館探訪を趣味とする私にとっては物足りないものです
市内の史跡を楽しむのならばコレがあれば十分です
ちなみに市内の城館については角田市史/通史編が面白いと思います
葛西一族
河北新報社
平成3年3月 発行
価格 1300円
217ページ
陸奥を代表する領主・葛西氏について書かれた書籍です
葛西氏は初代・清重さんと戦国末期の晴信さんについてはそれなりに知られていますが
それ以外のことは???
貴重な書籍でお宝であることには違いません^^
家臣団や一族については伝承があるものの宗家については家系さえいくつも伝えられ定かでありません
ネットで購入しました ¥1750
値段から察していましたが知りたい情報はあまり得られませんでした
その一方で江刺氏、柏山氏、薄衣氏、大原氏、岩淵氏など有力家臣団の情報は充実していました
史跡や城跡も紹介されています
訪れた場所について知らなかった情報が得られたことは嬉しかったですわ
南北朝期や大崎氏との抗争について知りたかったのですが情報が少なくて残念です
領内の自治体史などが参考に書かれた内容が多いです
同じ情報は私も持っているのでwww
ある意味で伊達氏によって滅ぼされたともいえます
史料や文書が少ないのもそのことが関係しているのでしょう
鎌倉初期から戦国末期まで根付いた領主の情報が少ないことは悲しいことです
葛西氏について研究が進み書籍があらたに発行することを心待ちにしています
今後、宮城県石巻~気仙沼、岩手県南の流地方など旅するプランもあります
旅のお供として利用できる書籍なので購入して良かったと思っています
伊達氏と戦国騒乱
東北の中世4
遠藤ゆり子 編
吉川弘文館
2016年1月 発行
価格 2400円
293ページ
今年の夏休み、東北へ遠征しました
そのキッカケが本書であります
というかもともと東北で決まっていたんですけどww
行先はこの本に影響を受けました
実は昨年の暮れに本書に収録される最上氏と出羽の領主/金子拓を立ち読みして気に入り買ったんです
昨夏は出羽・小野寺氏に夢中だったので資料が欲しくてたまらない状態だったのですぐ喰いつきましたww
最上氏と庄内、仙北をめぐる争いや大宝寺氏、小野寺氏については夢中になりました
安藤氏についても面白い内容でした
仙北は2度訪れたので次は庄内へ行きたいと思わせてくれる魅力的な文でありました
今年の夏前に読み始めた伊達氏について
領国支配から天文の乱を注目していましたがヤッパリ影響されました
特に伊達稙宗さんに関しては評価が一変しましたね
魅力的過ぎて丸山城や墓所まで行くことになりましたから\(^o^)/
伊達氏については認識を改める内容が多々あり勉強になりました
奥州探題大崎氏について近隣の国衆について
これもまた楽しかった~
陸奥では最も親しみのある場所なのでスラスラ読んじゃいましたねww
南奥の国衆と佐竹氏
これは難しいですけど訪れる機会が最も多くなりそうな地域なのでチビチビ読んでますww
北奥の戦国騒乱
南部氏ですわね
これも興味あったので今年初めにパーッと読みましたわ
中世城郭群/松岡進
これはまだ読んでなかったりしてww
城館探訪が趣味なのでどうして?
東北各地の城館を図面付きで解説してます
有名な所からマイナーでも遺構が面白そうな場所まで収録されてます
立地や遺構についていろいろ考察されてます
最近はこういうの読まんのですわwww
自分でやってみたいのでそういうことをwww
そのうち気が向いたら読みますわww
奥羽の宗教文化
これは一番読まないだろうと思っていましたが読んじゃいましたねww
各国衆と寺院と宗派の関係がツボにはまりました
戦国の村町/遠藤ゆり子
村の城についての考察、村同士の争いなんてことが書かれています
普通に書店で購入しました
吉川弘文館さまに感謝です
これほどの書籍が2400円ですからね^^
他の出版社なら3000円は確実に越えますから^^
面白い、楽しい、役立ちました
各章で執筆者が異なりますが読みやすく解りやすかったです
それだけ興味が強く情熱的に読んだから感じたのかもしれませんがwww
東北の戦国時代を知るために読んでみたい1冊であります
相馬氏と葦名氏、戸沢氏、和賀氏、稗貫氏の項目があれば完ぺきだったんだけどな~
カテゴリー伊達氏について(特に丸森町)、大崎氏について影響を受けたので宮城県としました
丸森町の城と館
~改訂版~
丸森町文化財第30集
丸森町教育委員会
平成21年3月 発行
価格 1000円
39ページ
今年の夏、一番の収穫は丸森町、角田市へ行けたことです
特に丸森町は山城もいくつか楽しめました
伊達政宗初陣の地を踏むこともできたので思いで深いですわ
丸山城(丸森城)、金山城、小齊城を登ったことでこの地域の城館をもっと知りたいと思いました
丸森町図書館へ足を運び資料集めをしている際に見つけたのが本書であります
存在は知っていたのですが売り切れだろうと思い入手は諦めてました
ところが・・・表紙に改訂版と書かれているではありませんか
もしかして
と思い丸森町の資料館へGO
やっぱり
販売されてました\(^o^)/
ページ数のわりに値段が高いですけど気にしません^^
●丸山城
●鳥屋館
●西山館
●館の山館
●赤柴館
●金山城
●台町館
●高橋古館
●大柵館
●大内西山館
●冥護山館
●陣林館
●さいかち沢館
●柴小屋館
●矢ノ目館
●大楯館
●宮ノ下館
●禿山館
●開山堂館・原田館
●蔵人館
●前田館
●遠倉館
●七郎館
●北山館
●小屋下館
●小坂館
町内の城館26箇所を解説しています
一部で松岡進さんの図面付きで解説がされています
図面の有無よりも遺構の有無が記載されていることが嬉しいです\(^o^)/
城館に伝わる伝承や立地についても書かれています
地図に場所が記載されているので訪れるのに役立ちますわ
全体的に情報量が少なく思いますが考察する材料も少ないのでしょう
相馬氏との争いの最前線である大内、小齊地区に関しては解説も長いですよ
私は本書を入手できたことにより今後も丸森町での作戦行動を展開したいと考えています
馬上拾壱騎槍鉄砲百五十人組の存在を知ってしまったので関連する城館へ足を運びたいのです
伊達家臣団の底辺となる存在ですが魅力的ですわ(^O^)
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