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城めぐりで参考にしている城郭本・歴史本を紹介するブログです 管理人のコレクション自慢というか散財の記録ともいえます(笑)
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nannbokueiyuu.JPG南北朝の英雄たち
桐原光明
筑波書林
1991年4月 発行
価格 600円
101ページ


茨城県の郷土出版社が発行した『南北朝の英雄たち』サブタイトルが後醍醐天皇・足利尊氏と常陸の群像となっています
南北朝オタクの私でもタイトルだけでは本書を購入しなかったかもしれませんが郷土出版物でしかも常陸の群像が副題ですから中身を確認してから購入です(笑)
八王子市堀ノ内の大型古書店本店にて400円で買いました

常陸国は東国では珍しく南朝に属する小領主が多く、合戦も多々ありました
そして数々のドラマを生み出しました
本書に掲載される『北畠親房と関城書』『小田治久と関宗裕』『伊達行朝と伊佐城』が特に面白かったです
神宮寺城、小田城、阿波崎城、東条城、大宝城、関城などなど馴染みの城の記述が多く楽しめました

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ibarakinojyoukaku.JPG図説茨城の城郭
茨城城郭研究会
国書刊行会
平成18年8月 発行
価格2800円
290ページ


関東の城館めぐりを趣味としている方々にとっては有名な本ですね
私も御多分に漏れることなくしっかり所有しております
そして活用させていただいております
本書が出版された当時は県内の城館に関する情報が非常に少なく縄張りどころか場所さえわからない状況でした
そのことを踏まえたうえで出版されたかのような本書ですから入手を機に茨城へ足を運ぶことが多くなりました
そして各市町村の図書館にて詳細な資料の入手にも成功しました
そのことによって本書に掲載されていないような有名でない城館まで訪れることができるようになりました
すべてのきっかけはこの本なんですね
掲載される城館数が少ないことと価格が意外に高いことが気になりましたが現在では購入して良かったと思います
茨城県の城館に興味のある方にはオススメです

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tonegawazusi.jpg利根川図誌
赤松宗胆 著
柳田國男 校訂
岩波文庫
2004年7月 第14版
価格860円
394ページ


江戸末期に書かれた利根川中流域から河口にかけての地誌であります
茨城の県南を城館探訪で訪れる際は必ず携帯しているのがこの『利根川図誌』であります
城館や合戦の記述も多々掲載されているのですがそれを全面的に参考にしているというわけではなくここに描かれた当時の利根川沿いの村々の生活環境と現在がどれほど違っているのかなんてことを文章や挿絵と比べています
読みやすい内容とはいえませんが時間をかけてじっくり読んでみるのも悪くないものです
激しい城館探訪の合間にちょっと一服とばかりに利根川の見える土手に腰かけて一読
この時間が何とも贅沢に感じられる今日この頃です(笑)

本書では多くの城館を紹介していますが内容の真偽を考えるのも面白いと思っています
『常総軍記』という軍記物語が掲載されていますがこちらも楽しく読ませてもらっています

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yuukiitizoku.JPG結城一族の興亡
府馬清
暁印書館
昭和58年2月 初版
平成4年11月 再販
価格 2000円
295ページ


結城氏といえば最近では秀康さんが有名なのでしょうか?
私は秀康さんまでに至る結城氏の長い歴史が好きなんです
結城100万石の埋蔵金にも興味あります(笑)
初代・朝光さんにはじまり氏朝、持朝、成朝3代や政勝さん、晴朝さんと魅力的な人物を排出しています

鎌倉幕府創設期の荒波を乗り越え、南北朝期の動乱も一族別れて争いながらも先祖伝来の領地を守りぬき、
有名な「結城合戦」では一族郎党の多くが討ち死にし滅亡寸前まで追い込まれながらもしぶとく御家再興を果たし
戦国期の古河公方、後北条氏はじめ諸勢力の狭間でもたくましく、したたかに生き残る能力は結城一族のお家芸なんでしょう

本書は結城朝光から秀康が結城の地を去るまでの歴史が書かれています
とても面白く読むたびに結城を訪れたくなり何度も結城城を訪れています
名物「ゆで饅頭」を食べるのも楽しみの一つだったりします(笑)

日野市の古本屋にて700円で購入

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satakeyosisige.JPG佐竹義重
日本の武将59
福島正義
人物往来社
昭和41年11月 発行
価格540円
285ページ


かつて日本の武将シリーズというのが人物往来社(現・新人物往来社)から発行されていたようです
私はこれまで多くの歴史本を本屋、古本屋、図書館で見てきましたがこのシリーズの存在は知りませんでした
(生まれる前のことなので当然といえば当然なのだが)
なので古本屋でこの本を見かけたときに購入を迷ったんです(ビニールで包装されていて内容が確認できない)
500円なのでそれほど迷うこともないと思ったのですが佐竹氏関連の本は多数所有しているのでいまさら購入するほどのものなのか、なんて考えていました
1月後、同じ古本屋でまだ売られています
3ヶ月後まだ売られています(笑)
このときなんとなく気が向いたので購入しました
帰宅して内容を確認して驚きました~
単なる伝記物と思っていましたがしっかりした研究書じゃありませんか~
しかもネットでは購入価格の約20倍で取引されている代物です

義重さんの生涯に沿って家臣団や領国支配、合戦、周辺の大名、秋田転封後までいろいろ書かれています
ただ一つ残念なのは城館については解説されていないことです
久しぶりに良い掘り出し物で大満足の1冊であります

福生市の古本屋で購入


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