城めぐりで参考にしている城郭本・歴史本を紹介するブログです
管理人のコレクション自慢というか散財の記録ともいえます(笑)
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楠木正成
植村清二
中公文庫
1989年2月 発行
価格 440円
197ページ
昭和37年1月に至文堂より刊行された同書の文庫版です文庫本で手ごろな価格で販売されるほど反響の大きかったのでしょうね
戦後の楠木研究書で皇国史観における忠臣、太平記の誇大されたイメージを払拭し真の楠木正成象を追及する書であります
近年発行される楠木本、南朝物の書籍の参考資料として掲載されることも多いことからも内容を察することもできますね
私は大型古本屋にて250円で購入しました^^
内容は知っていることが多いです
それもそのはず前述したようにいろいろな書で参考にされているのですから^^
そのネタ本なんで当然でしょう(笑)
ただスルーされてきたこともあります
北条氏の御家人であったという伝承です
北条高時の命で幕府に背いた保田庄司を討ったという伝承なんです
私もいままでスルーしていました^^
でも近年発行された楠木に関する書では北条氏の被官であったという有力な説が書かれていて
植村さんの著書の記述を思い出しました^^
この本は本当にスゴイです
読めば読むほどにというわけではありませんが楠木氏の実像に迫るヒントがたくさん記載されているように思えてきました^^
それ以外にも戦前の楠木氏の城郭論とそれに対する批判も興味深い内容でした
もちろん楠木正成が世に出て湊川で生涯を終えるまでの話もしっかり考察&解説されています
太平記で楠木正成が好きという方にもおススメします
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菊池武光
中世武士選書 16
川添昭二 著
戎光祥出版
2013年6月 発行
価格2200円
216ページ
私の最も好きな武将に一人、菊池武光さんの本です
1冊まるごと武光さんであります
南北朝期、九州を席巻した武光さんと菊池一族は昔から好きなんです
きっかけは北方謙三さんの著書なんですがその後いろいろ調べていくうちに虜になりました
熊本県菊池市へ墓参りに行くほどですから(笑)
本書はずっと欲しかったんです日本の武将シリーズとして刊行されていた頃からです
それを戎光祥出版さんが発刊してくれました
本当にありがとうございます
ただ新刊ではなく古書での購入であります
そこは古書店めぐりのスペシャリストの私なので(笑)
毛呂山町の大型古本屋にて1160円で買いました
それ以前にもっと高い価格で売られているのも見かけましたが我慢して良かった^^
内容な今更的な部分が多いのですが初めて知ることも多くて楽しく読むことができました
本書の続きは同じ川添さん著書「今川了俊」に引き継がれるのであります
2冊続けて読むと九州南北朝期に関して理解がより深まります
リクエストというか、できれば私の好きなもう一人の菊池、千本槍の武重さんも執筆してくれると嬉しいのですが^^
佐々木道誉
南北朝の内乱と〈ばさら〉の美
林屋辰三郎 著
平凡社
1995年2月 発行
価格 880円
215ページ
南北朝オタクを自認する私ですタイトルを見て即買いしましたが内容が思っていたようなものではありませんでした
佐々木道誉といえば「ばさら」というイメージが定着していますが私は武将としての道誉さんが好きでして生涯や領地支配、居城、一族について書かれているものだと思っていましたが・・・
私の勘違いでした
正直いうとあまり読んでいません(笑)
芸能やばさらについては詳しく書かれています
著者との相性があるのでしょうか初めから読み進むことができなかったな~
それでも自分の役に立ちそうな情報だけは拾い上げました
勝楽寺城については詳しく書かれているのでこれだけでも買ってよかったかな(笑)
まあ400円で購入したので文句はいえませんね
表紙の道誉さんの画像が気にったのでベット脇に飾ってあります(笑)
毎朝目が覚めると道誉さんとご対面なんです(笑)
東村山市の大型古書店で買いました
楠氏一門の教養
中村直勝
教学局
昭和14年3月 発行
価格 不明
44ページ
先日、行きつけの飯能市の古書店にて見つけた冊子です昭和初期に発行された楠木本であります
いつものように値段がついていないのですが古い価値のありそうな冊子なので値が張るかな~なんて思いましたが100円(税込)でした
智謀に長けた人物が多い楠木一族の教養と題した冊子ですからかなり期待して読みました
しかし、内容は・・・
正成さん、正行さんについて書かれてはいますが・・・それだけっす
いや正成さんの夫人についても少し書かれています
さすが昭和初期の楠木本といった内容ですわ~
とくに参考になるような記述もなくコレクターズアイテムとして書棚に収めました
おそらく本書は永い眠りにつくことになるでしょう(笑)
足利尊氏と足利直義
京の夢、鎌倉の夢
峰岸純夫
吉川弘文館
歴史文化ライブラリー272
2009年6月 発行
1700円
190ページ
観応の擾乱、日本史上でもっとも派手、そして激しく争った兄弟喧嘩、その結末は悲劇でありました
足利尊氏、直義兄弟は異なる能力に秀でておりお互い協力し天下を手中に収めたといってよいでしょう
しかし目的を達成した直後から兄弟の絆、歯車が少しずつ喰い違いやがて対立し京都舞台に全国の武士や公家、皇族をも巻き込む大乱に発展します
この兄弟に加え足利氏を支え続けた高師直と一族、上杉氏一族といった有力家臣の存在が喧嘩の種であり関係を複雑にしたのであります
舞台は薩た峠での合戦、そして鎌倉にて直義さんの死で終末を迎えます
南北朝期、新田氏や足利氏について研究されている峰岸純夫さんの著書で私の期待していた通りの内容でありました
「高一族について」や河越直重さん、畠山国清さん、入間川御陣について知りたい内容がてんこ盛りでした
繰り返し読んでいるのですが本日も日当たりのよい部屋で椅子に腰かけ読んでいました
途中で寝落ちしてしまいましたが(笑)
本書は日野市の大型古本屋にて750円で購入しました
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