城めぐりで参考にしている城郭本・歴史本を紹介するブログです
管理人のコレクション自慢というか散財の記録ともいえます(笑)
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北条九代記
作者不詳
増淵勝一 訳
教育社 発行
1979年9月 発行(3巻同時発行)
価格 各700円
上巻 274ページ
中巻 241ページ
下巻 242ページ
教育社の原本現代訳シリーズの記念すべき第1巻~3巻が『北条九代記』でありますマイコレクションであります
すでにこのシリーズは32冊収集しました※シリーズは120巻ほどあるようです
北条九代記は江戸時代に書かれたものでありますが吾妻鑑を下敷き書かれていますので歴史書としても十分通用するものではないかと思っています
吾妻鑑を読むのは面倒くさいのでこちらを読んで気になる部分のみ吾妻鑑を読んでいます
※私の所有している吾妻鑑は岩波文庫版/全5冊で読みにくいのであります
源頼朝が鎌倉に拠点を構える頃に話がはじまり北条氏が滅亡するまでの歴史がつづられています
源平争乱、開府当初の有力御家人の権力抗争、将軍暗殺、承久の変、北条氏内部での争い、元寇などなど多くの事件や争いがありました
権力争いによる血なまぐさい事件が多いのは鎌倉幕府の特徴だと思います
地味で暗いイメージではありますが読み物としてはとても面白いです
東国が中心で地理にあかるく慣れ親しんだ東国御家人の一族について書かれているので楽しく読めるのです
何度も読んでいるのですが読みなおすたびに新しい発見をしているように思えます(笑)
というか興味がなく目を通していた部分に目がいくようになったんだと思います
つい最近も浅原為頼や吉見孫太郎の事件について勉強しました
おそらく今後も何回も読みその度に新たな発見をするのでしょうね
立川市の大型古本屋にて1冊300円で計900円で購入しましたが本当に安い買い物でした
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