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城めぐりで参考にしている城郭本・歴史本を紹介するブログです 管理人のコレクション自慢というか散財の記録ともいえます(笑)
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businotannjyou.jpg武士の誕生
関和彦
NHKBOOKS
1999年9月 発行
価格 1120円
302ページ


城館探訪を趣味とする私がここ数年でもっとも影響を受けた本を紹介します
私は城好きといっても天守閣のある城や戦国期の技巧的な城はあまり興味がなかったりします
地侍の城や居館が好きなんです
もちろん遺構が残されている場所は少なくそのほとんどがただの宅地や農地と化しています
しかし丹念に調べていくと城館が存在していた頃の面影が残されていることもあります
その僅かな痕跡(遺構)を見つけることに面白さを感じるとは我ながらなんともマニアックな人間だと思います(笑)
さらに武士たちの居館探しを極めようと考えていた矢先に本書に出会いました
平安期の武士誕生から武士団の成立からはじまり武士たちの居館の実像やその生活までを解説します
実在した武士やその居館を実例にあげ詳しく解説されています
当初はそういった城館関連の解説ばかり読んでいましたがそのうち勃興期の武士や武士団、争乱などに興味を持ったことでさらにこの本にのめり込みました
将門や純友の乱、平忠常の乱、前九年の役、後三年の役で活躍する武士たちについてもっと深く知りたいという気持ちになりました
嬉しいことに巻末にはこれらの騒乱について書かれた参考資料の読み下し文が掲載されているのです
将門記、陸奥和記や奥州後三年記などなど私にとっては涙が出るほど嬉しかった~

本書を読んでから平安末期に活躍した武士の居館やその伝承地に行くことがさらに楽しくなりました
また城館へのアプローチや探り方、見方もガラッとかわりました

八王子市の大型古書店にて315円で購入しました

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