城めぐりで参考にしている城郭本・歴史本を紹介するブログです
管理人のコレクション自慢というか散財の記録ともいえます(笑)
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相模武士四巻
湯山学
戎光祥出版
2011年9月 発行
価格 2000円
196ページ
湯山学さんの相模武士シリーズ4段です
今回収録されている武士団は
海老名党
横山党
山内首藤氏
曽我氏
毛利氏
となります私にとっては身近な存在であります
海老名市、厚木市、小田原市で関係する城館はずいぶん行ったものです
数か月前に購入しました
理由は山内首藤氏について知りたいと思ったからです
同時に海老名氏、横山党(愛甲氏)について理解を深めたいと考えてのことです
このシリーズは私の教科書ともいうべき書で城館探訪をするうえでかなり影響を受けました
相模だけでなく他の土地でも湯山さんの手法というか城館の所在地(推定地)を周辺の古道や寺社、史跡から浮き彫りにしていくやり方です
城館があったかもしれない場所を探す手法とでもいいましょうか
これは本当にスゴイです
これを自己流にアレンジしたのが私の城館探訪方法です
海老名党は意外と大きな力を持っていました
室町期には鎌倉公方に仕えます
一族の本間氏は新田氏に従い各地を転戦し弓の名手として知られた本間重遠がいます
海老名党の城館は遺構が残らず場所も定かでないところもありますが本書を読みながら訪れるときっと楽しめます^^
曽我氏は言わずと知れた曽我兄弟が有名ですね
この一族も意外と栄えます
扇谷上杉氏に仕えたもの、奥州へ下向したものがいます
横山党は武蔵に本拠地を置きますが境川流域を下流へ勢力を延ばします
弓の名手・愛甲季隆が知られますね
毛利氏も厚木市が発祥地となりいくらか史跡を残します
山内首藤氏・・・
山内庄・・・謎がだらけです
興味あります
本書だけでは知りたいことが知りえませんでしたww
本書を読んでいくつかネタ(城館推定地)が見つかりました
いずれも城館として確認されていない場所となります
近いうちに訪れてみたいと思います
現地では地味な作業となりますがそれが面白かったりするんですwww
ネットで送料込みで1200円くらいで購入しました
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平塚と相模の城館
平成23年度 春特別展
平塚市立博物館
栗山雄揮 執筆・編集
平成24年3月 発行
価格 750円
56ページ
昨日、市立博物館で購入した逸品です
これを買うために平塚へ行きました
市役所と兼用の混みあった駐車場へ車を止めて買いに行きました
苦労して入手して良かった~♪
すでに読み終わりましたww
興味深い考察が連発でなかなか面白かった
市内の城館が15年ほど前に初めて訪れたのを機に何度か足を運んでいます
正直いうと遺構は印象に残っていません
車での移動も時間かかるし駐車するのも大変な場所が多くて
苦手なんですけど
それでも平塚へ行くのはなぜか?
それはこのような形で市では古くから中世城館に関する研究がされていて
資料も豊富だからです
発掘調査も積極的でその成果を読むこともできます
素晴らしいじゃないですか
神奈川県でこんなに頑張っているのは他に秦野、小田原くらいじゃないのかな
平塚の城館へ行ってみよう
と思っているアナタ、是非これを入手しておきましょう
城郭大系神奈川県の数十倍は参考になりますからwww
岡崎氏、真田氏、土屋氏など平塚に住んだ武士について
市内の城館
真田城の発掘成果
高麗山麓の城跡群について
岡崎城と城所城
後北条氏家臣の城館
相模川沿いの城館と八王子道
とにかく情報たくさん掲載されています
読みやすく工夫され見やすくなっています
おだわらの歴史
小田原市史ダイジェスト版
小田原市立図書館
平成19年3月 発行
価格 不明
239ページ
以前に紹介していると思っていたのですがしていないようですので紹介します^^「おだわらの歴史」市史のダイジェスト版ですが内容はかなりのボリュームであります
近年発行されるこの手の書籍は中世部分の解説に力を入れてますので読み応え十分です
本書の中世は黒田基樹さんも執筆しています
後北条氏の紹介がメインと考えがち(思いがち)ですがそれ以前の歴史についても力を入れて書かれています
私としてはそちらに興味があったので嬉しいです
大型古本屋で100円で売られていたので購入、この価格はさらに嬉しいっす^^
鎌倉期の小田原、室町期の小田原についてとても楽しく読ませていただきました
そして黒田さん担当の戦国期も参考になりました
小田原という街は幼少の頃より訪れているので親近感があり、
市の歴史全般も知っておきたいと思い近代までしっかり読みました
戸塚の歴史散歩
桜井一溪 著
戸塚区郷土史跡研究会
昭和45年3月 発行
非売品
159ページ
私の馴染みのある横浜は戸塚区で神奈川県藤沢市に住んでいるころはよく訪れていました
もっとも史跡めぐりでは訪れたことがなく買い物や食事だけでした
だから今訪れても道なんて覚えていないんだろうな~
懐かしさから書棚に飾ってある本書をふと読んでみました
飯田家義について調べ物をしている最中でしたので居城とされる富士塚城について読みました
とくに参考になったということはありませんが城跡の昭和中期の景観について語られていました
泉小次郎館跡、和田合戦の引鉄になった人物ですね
信濃の御家人ですが居館は戸塚にもあったと伝わります
上矢部の石川氏陣屋、石巻五太夫の碑(蟄居の地)、後北条家臣・川上藤兵衛と下飯田の知行地について
史跡紹介から興味のある部分を抜き出してみました
しっかり読み込めばもっと中世武士や城館跡に関するヒントが掲載されていると思います
戸塚区の歴史として古代から近代までも紹介されているので便利なことに気づきました^^
城館めぐりと史跡めぐりとして戸塚区を訪れるきっかけになりそうです
俣野氏関連の資料(藤沢市の西俣野、戸塚区の東俣野について)も所持しているので一緒に訪れたいな~
なんて思いはじめています^^
八王子市元八王子の大型古書店にて300円で購入
神奈川県地名大辞典
角川地名大辞典14神奈川県
角川書店
昭和59年6月 発行
価格 8400円(特別定価)
1517ページ
嬉しい頂き物であります師匠に感謝m(__)m
神奈川県版の地名辞典は使い勝手が良いです
前々から思ってました
私の知りたい情報が満載でして^^
県別で当たり外れのあるシリーズですが神奈川県に関しては大当たりです
執筆担当者のセンスと私のマニアックさが一致\(^o^)/
中世はもちろんのこと律令制下の解説も詳しくてこれもまた嬉しいっす
城館めぐりの主役資料ではありませんが城館めぐりで気になったことや城周辺の地名を
探す、調べるのに重宝します
たまに驚くべき情報があったりして^^
中古でも価格がピンからキリですが安かったら購入するのもアリです
ただし重いので書棚に余裕がある方に限定しておススメです^^
大抵はどこの図書館でも置いてあるので利用して調べ物をするのがベストかもしれません
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