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城めぐりで参考にしている城郭本・歴史本を紹介するブログです 管理人のコレクション自慢というか散財の記録ともいえます(笑)
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hadanojyoukaku.JPG秦野の城郭
秦野市教育委員会
秦野市文化財調査報告書4
1999年3月 発行
価格1200円
99ページ


秦野市の城郭というと皆さんはパッとしないイメージではないでしょうか
実際に明確な遺構が残る城館はいくつもないようです
市内には14箇所の城館が所在したそうです
私は僅か4箇所を訪れただけなので詳しくは語れませんが波多野城なんかは雰囲気が良くて好きなんですがここは城館ではない可能性が高いようです

私が秦野市を訪れるきっかけとなったのは秦野に深い関わりを持つと考えられる佐伯経範さん、大藤氏(金谷斎)、一色伊予守さんに興味があるからです
なかでも佐伯経範さんに興味があります
源家の郎党で前九年の役、奥州黄海で討ち死にした武将で波多野氏に婿養子に入ったとされる人物です
佐伯さんが秦野に館を構えていたのか、もしくは住んでいたのかさえも微妙なところですがそれでも秦野は所縁の地となりますので空気だけでも感じたいなんて思い波多野氏関連の史跡や城を訪れました
本書ですが『秦野市立桜土手古墳展示館』で1200円にて購入です
市内の城館14箇所を実測図や地形、地名、伝承を紹介しつついろいろ考察しています
●鶴巻堀之内
●南矢名城
●東波多野城
●蓑毛堀之内
●波多野城
●東田原城
●西田原堀之内
●浄円寺館と和田屋敷
●今泉城
●今泉堀之内
●戸川陣屋
●柳川堀之内
●下沼城
●千村堀之内

かなりマニアックですね
さすがの私もなかなか手が出せません(笑)
そのうち覚悟を決めて訪れたいと思います


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soga.jpg曽我兄弟物語(城前寺本)
立木望隆
曽我兄弟遺跡保存会 
昭和54年9月 第1版
平成10年7月 第4版
価格1000円
234ページ


曽我兄弟の育った館の南、兄弟や母の墓があることで知られる城前寺(小田原市)で発行した兄弟について書かれた書です
生い立ちから仇討を終えるまで曽我兄弟の生涯を紹介しつつも同時にゆかりの地についても紹介しています
伊豆や西相模の豪族の居館や所縁の史跡が多く紹介されていますが明治末期から大正にかけての古写真と比較用に本書が書かれた当時(昭和50年代前半)の写真が掲載されています
白黒で少し見づらいのですが貴重な写真なのではないでしょうか
曽我氏館、狩野氏館、河津氏館、工藤氏館、二宮氏館、宇佐美氏館、井出の頼朝宿所の他に兄、十郎の恋人所縁の平塚市・山下長者屋敷の明治末期の写真ですが大きな土塁が撮影されています(驚)

八王子市の古書店で800円で購入しましたがこの本は現在も城前寺にて販売されているようです
去年、曽我氏館を訪れる際に城前寺に立ち寄った際に販売しているとの立札(看板)を見かけました
曽我氏館だけではなく兄弟の出生地、東伊豆の豪族居館跡めぐりにも役立つ内容です


 

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odawaranokattyu.JPG小田原の甲冑
伊澤昭二
小田原文庫12
名著出版
昭和55年7月
定価980円
210ページ


甲冑コレクター&研究家として有名な伊澤昭二さんが明珍信家を中心に書いた甲冑本です
明珍の甲冑といえば東国の戦国武将に大人気で多くの武人に愛用されました
最近は織豊系武将が好んだ変わり兜に人気が集中しておりますが私は断然明珍派であります
見た目はレトロ感がありますが鍛え抜かれた重量感のある兜は実用的で渋いです
江戸時代にもっとも繁栄したのは明珍の流れをくむ職人のつくった甲冑であります

本書えはその明珍の出自と歴史や作風
そしてもっとも有名な明珍、小田原鉢と称される兜をつくりつづけた謎の多い人物・明珍信家さんについて書かれております
佐野氏や白井長尾氏、武田氏、後北条氏のお抱え甲冑師であったことが知られていますが
信家と名乗る明珍は二人から三人存在したという考察は面白く読ませていただきました

後半は甲冑の歴史や国宝、重要文化財指定の鎧の解説
変わり型兜の解説、筆者の所有する甲冑、兜の解説となっております

八王子市にある大型古書店堀店で400円にて購入

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hakonekojyou.jpg箱根をめぐる古城30選
かなしんブックス
小田原城郭研究会
昭和62年3月 発行
価格920円
358ページ


タイトルの通り箱根周辺の城館、神奈川県西部から静岡県東部の城館のガイドブックです
ガイドブックといっても城めぐりの上級者でも参考になる内容となっております
私は城めぐりをはじめた当初に本書を入手して以来、十数年間愛用しております
独自性の感じられる縄張りの実測図はちょっと見づらいのですがもともと図面にはこだわらない性質なので気になりません
※私は遺構の場所さえわかれば問題ないので(笑)

城の歴史についての解説、縄張りや遺構についての考察、箱根を通る古道と城との関係、大森氏系の城館についてなどとても参考になりました

掲載される城
岩原城
沼田城
松田城
川村城
春日山城
荒井城
田代城
葛山城・館
千福城
大畑城
柏木屋敷
湯坂城
宮城坂城
屏風山砦
進士ヶ城
御所山砦
矢倉沢定山
浜居場城
土肥城山
足柄城
新城
深沢城
長窪城
戸倉城
山中城
畑の平囲郭
塔ノ峰城
鷹ノ巣城
石垣山一夜城
小田原城

掲載順に明記

数年前まで多摩や神奈川の古書店でよく見かけたので2冊購入(400円、250円)
でも最近はまったく見なくなりましたね
小田原市史城郭編と共に西相模の城を攻めに必要不可欠なアイテムであります


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sanetomotohadano.jpg実朝と波多野
~中世の秦野を知るために~
貫達人 監修
秦野郷土文化会 編集
夢工房 出版
1988年11月 発行
価格 680円
143ページ


先日、静岡へ行った帰りに秦野市の某大型古書店に立ち寄り購入しました
サブタイトルの「中世の秦野を知るために」の中世という部分に惹かれてしまいました
最近はどうも〇〇の中世とか中世の〇〇なんていう題名の本を見ると欲しくなってしまうのです

タイトルにある源実朝と秦野、関わりが薄そうに思えますが実は市内には実朝の首塚といわれる場所があるんですよ
私も十数年前に訪れました
本書は市内で行われた「実朝シンポジウム」をまとめたもので首塚の由来なども説明されています

またパネルディスカッション「波多野氏とその時代」で行われた内容、
波多野氏や波多野城について解説や考察が収録されています
正直にいうとあまり参考になりませんでした
波多野氏については同じ夢工房さんで出版されている湯山学さんの「波多野氏と波多野庄」が詳しいのでそちらをオススメしたいです
それでも郷土の歴史を扱った貴重な本であることにはかわりませんので我家の書庫に納めさせていただきます

この古本の価格ですが驚きの100円でございます(笑)

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