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城めぐりで参考にしている城郭本・歴史本を紹介するブログです 管理人のコレクション自慢というか散財の記録ともいえます(笑)
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北海道戦国史と松前氏






新藤透 著

洋泉社

2016年2月 発行

価格 1050円

271ページ


数か月前に入手してからお気に入りで度々気になる部分を拾い読みしていました
今日、病院でなが~~~い待ち時間で読み切ってしまいましたww

松前氏→蠣崎氏にはそれほど興味がないのですが道南十二館といわれる和人の城館と
その主と出自に興味があったのです

城館探訪をしていて各地の土豪について詳しくなりました
道南にはそんな土豪の末裔が住み着いていました
志農里館の小林氏は上州・小林一族の出であります
脇本館の南条氏は駿河の南条一族です
原口館の岡部氏は武蔵・岡部一族とされています
箱館の河野氏は伊予港の一族といわれます
松前の副守護の相原氏は千葉一族の粟飯原氏の出と考えられています
北陸奥の地侍が道南に移住することは自然かなと思いますがそれ以外の武家はいろいろ理由があるんでしょうね
もっとも鎌倉期に北条氏の被官となり北陸奥に代官として派遣された土豪の末裔と考えられるケースが多いようです

こんなことを知ってしまうと親近感がわいてきます
4泊くらいで行ってみたいなんてこともここ数か月で考えちゃったりしてww

ああ松前氏についてですね
蠣崎氏ですね
外交や貿易に長けた一族ですね
でも一族内での内紛は戦国期以降江戸末期まであったそうで家柄ともいえそうです
蝦夷地の支配や交易については面白かった
外交として伊達家に諸氏と仕えさせたり、旗本として取り立ててもらったり
でも南部氏とは仲が悪かったそうです
新書なんですが物凄い情報量が詰め込まれています
この値段で良いのかな~なんて思っちゃいますよ^^
もっとも古本屋で760円で購入したんですが( ´艸`)

松前氏、北海道の戦国史を知りたいと思っている方にはおススメです
コマシャイン、シャクシャインはじめアイヌの蜂起については詳しく書かれていないので
そちらの情報を求めるなら他の書を探すのがよいでしょう

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利根川と淀川

東日本・西日本の歴史的展開




小出博 著

中公新書

昭和50年1月 発行

価格 380円

220ページ

関東の低湿地に所在した城館を訪れることを趣味とする私にとってとても参考になった書であります
城館についての記述はありませんが古代から近代までの河川流路や湖沼についての解説が私には重要な情報であります
利根川の流路を中心に荒川の流路まで解説されていて嬉しいの一言です

オマケというわけではありませんが淀川と大阪の低湿地についても解説があります
巨椋池の干拓について、これは興味深い内容ですわ

埼玉平野部の湖沼群なんて美味しい図まで掲載されていてΣ(・□・;)

良い買い物でした 100円

新書なので詳しく解説されていませんし舟運や文化についても解説がありますがそこは不必要なので飛ばし読みっす^^

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演習 古文書選

古代・中世編

様式編






日本歴史学会編

吉川弘文館

昭和51年 発行

価格 1000円


随分前に古文書読みを勉強しようと思って購入したものです
といいつつ、教材として掲載される文書の豪華さに思わず( ̄ー ̄)ニヤリ
勉強忘れて釈文・解説を読みまくりwww
全く勉強になりませんでした
それほど魅力的な文書があるのです^^

織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、武田信玄、今川氏真、北条氏綱など有名どころの朱印状
↑これは私的には好みでないwww

伊賀盛光軍忠状、足利義教御内書、足利直義下知状、熊谷直経合戦手負注文、島津貞久置文
大塔宮護良親王令旨、平子重房紛失状などなど
興味深い内容の教材がきら星の如く目次に並んでおります
どれから読んでいいかわからんくらいに
軽く興奮状態でしたww

しかも八王子駅近くの古書店で100円で売られていたので2度興奮www

古文書を読み解くにはたくさんのサンプルを辞書片手に読むのが大事であります
とにかく毎日古文に触れなければ習得できないと思っています^^
そういうことの持続性に問題のある私です
当然ながら目的は早々に諦めて史料として楽しんでいますwww
しかも毎日じゃないけど頻繁にwww

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西郷四郎の生涯

伝説の天才柔道家




星亮一

平凡社新書

2013年6月 発行

価格 760円

会津が生んだ天才の一人、西郷四郎さんの生涯について書かれた本です

姿三四郎のモデルで昭和中期頃までドラマ、映画で親しまれた人物であります
私は初めて会津武家屋敷を訪れた際に西郷四郎さんが会津出身としり興味を持つようになりました
それ以前は幻の技『山嵐』に興味があって西郷四郎さんのことは知っていた程度でした

いろいろ調べていくうちに西郷頼母さんの養子だったこと、会津藩士の子として生まれたこと
若くして講道館を出奔し新聞社の特派員として半島や大陸へ赴いていたこと
知れば知るほど何でだろう?と思う生涯に感じました

本書は幕末会津本で知られる星亮一さんの著書であります
この本は買わないわけにはいかないと思い先日、八王子市の大型古本屋にて購入しました
¥410(`・ω・´)ゞ
先ほど読み終わりました

柔道界で誰もが認める才能を有していながらその道を捨て新たなチャレンジをする姿には強い意志があったのですね
出自である会津藩士の魂が彼を導いたのかもしれません

幼少時、新潟県津川に身を寄せていたころにイザベラ・バードさんが旅で訪れた際の日記に
記される彼女を罵倒した少年とは四郎だったのではといわれるほどヤンチャな少年だったようですwww

講道館時代の華々しい活躍や数多くあるであろう武勇伝が記されていることを期待していましたが柔らの道を捨てた後の人生にスポットがあてられています

長崎の新聞社で特派員としての人生についてはほとんど知らなかったので
知ることにより四郎さんの人生について深く考えることができました
特派員として活動し激動の世界に身を置き記事を書くことに生きがいを感じていたんでしょう
陸軍大将になるのが幼少時の夢だったそうです
日本柔道界は彼にとって活躍するフィールドが狭かったのかもしれません

現在のようにトレーニング方法やアスリートの食事が確立していない時代です
20代中盤で肉体のピークを迎えることを嘆いていたようです
オリンピックや世界大会など大きな活躍舞台があれば彼は違った人生を歩んでいたんだろうか?

今日はそんなことを考えながら帰宅しました

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歴史研究 2015年12月号特集 
大阪城真田丸の謎






平成27年12月発行
価格 700円
124ページ



先日、歴史研究の編集者の方とお会いしまして頂いた品です
何冊かあったのですがたまたま手に取ったのがこれでしたのでコレを頂いてきました^^

真田丸関連の論考がたくさんのってますwww
それはさておいてこの号には私の知人の作家・夢酔藤山先生の寄稿が掲載されています
『大久保長安事件と里見氏』いつもの違う書き口で長安事件後の里見氏について鋭い考察を披露されています

それと特別寄稿として峰岸澄夫さんの名胡桃城についてが掲載されています

そのほかですが皆さん熱く真田氏に関して語っておられますね
参考になるような記事はありませんでしたが熱意は伝わりました
こういうマニア、研究者の寄稿が月一で発刊されるのは良いことですね

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