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城めぐりで参考にしている城郭本・歴史本を紹介するブログです 管理人のコレクション自慢というか散財の記録ともいえます(笑)
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saitoubettou.JPG斉藤別当実盛伝
奈良原春作
さきたま出版会刊
昭和57年5月 発行
価格1500円
236ページ


実盛公八百年忌を記念して刊行された書です
実盛さんは武蔵武士の中でも有名な方ですが異色な存在で頼朝に挙兵には加わらず平家に仕え続け篠原の合戦で討ち死にします
合戦に臨んで実盛さんは白髪を墨で黒く染めた話はよく知られていますね
源義賢さんの遺児・駒王丸(後の木曽義仲)を信濃に逃がしたのも実盛さんです
でも実盛さんの生涯となると全く知りませんでした
この書を読んでその出自、領内統治や一族郎党のこと、子供のことなど知りました
本書は純粋な史書というわけではありませんが妻沼に住む郷土史家である筆者が長年足で集めた情報と資料をもとに物語調でしたためたもので「物語風の史書」であります

以前、妻沼の図書館でこの本を読んだ際に欲しいと思いましたがこの手の本はなかなか手に入らないだろうと思っていました
それが先月、たまたま訪れた大型古書店・深谷店で売られており購入できました
値段も800円とお手頃で内容も良く大満足の逸品でありました

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yosiie.JPG源義家
安田元久
吉川弘文館
昭和41年3月 初版
平成6年3月 新装3版
価格 1700円
214ページ


城館探訪を趣味とする私ですがここ数年は・・の城とか○○の城郭なんて本よりも吉川弘文館の人物叢書をよく購入して読み城館めぐりを楽しんでおります

「天下第一武勇の士」と賞賛され源家発展の礎を築いた人物で私も幼少の頃より崇め奉っておりました(笑)
とくに前九年の役での超人的な活躍や後三年の役後の郎党や従軍したものへの恩賞のことなどは幼い私の心をガッツリ鷲掴みですわ~

大人になり、東北の歴史に興味を持ち、義家さんについてもいろいろ調べてみると?ンッと思う箇所がチラホラと・・・
本書では神格化された義家さんではなく現実の姿はどうだったのか
義家さんの生涯を実証的に追求したものです

晩年の義家さんはドラ息子の義親さんの不始末で都で肩身の狭い思いをし自ら息子の討伐をなんて矢先に亡くなります
私は源義親さんの奔放な生き方が好きなのですがきっと彼は堅物の親(義家)への不満やもどかしさがあったのでしょうね

八王子市の古書店にて900円で購入しました

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masakadoitou.JPG平将門 その真実と伝説
伊藤晃
崙書房出版
1998年8月 第8版
価格 680円
173ページ


タイトルに惹かれて購入した将門本です
崙書房出版から出されているので良いかな~なんて思っていたんですが中身は・・・
いちおう将門の生涯を資料に基づき紹介していますが「その真実と伝説」はどこ・・・?
初版は1981年なのですが将門さんが主役の大河ドラマが放映されている頃に書かれたようで
「将門ドラマの虚構と真実」という項目が約50ページわたり掲載されドラマの変な部分について突っ込みをいれています(笑)
あの設定はおかしいとか、あれはこうじゃなくてこうだ、あのキャラはなんなの?

タイトルと出版社から地元に眠る伝承とその考証などが書かれていると思い購入しましたが内容にがっかりしました
内容を確認しない私が悪いのですが(笑)
しかしこれはこれで貴重な将門関連の書籍であることには違いありませんのでコレクターズアイテムっす(笑)
でもこの本を読んで大河「風と雲と虹と」を見てみたいとも思いました

八王子市の古書店にて300円で購入しました

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hatakeyama.jpg畠山重忠とその時代
嵐山史跡の博物館
平成21年12月 発行
価格 1000円以下でした
30ページ


畠山重忠の居館と伝わる埼玉県嵐山町の菅谷館跡に建てtられる博物館で平成21年12月から行われた企画展「秩父平氏 畠山重忠とその時代」のパンフレットです

重忠さんは豪傑にして心優しき武人、源頼朝にも深く信頼された人なんですね
秩父から比企郡、東京の多摩には彼にまつわる伝承が数多く残ります
その人気の高さがうかがい知ることができますね
私もこの方が好きであります
同時代の人物でいえばベスト5に入りますね

内容ですが重忠さんの生涯とともに展示された関連する資料や史跡の解説がされております
さらに関わりの深い人物の金子家忠さん、岡部忠澄、大串次郎さんについても解説されております
肝心の企画展ですがこのパンフが欲しくて訪れたようなもので内容をまったく憶えておりません・・・(笑)

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syoumonnki.jpg将門記1
訳注 梶原正昭
平凡社 東洋文庫
1975年11月発行
1995年7月第10版発行
329ページ
2500円

平将門の乱について書かれた軍記物語で将門研究に欠かせない1冊となります
しかしながら物語の冒頭部分が欠落しており話はいきなり伯父・良兼との私闘からはじまります
後に関東に大乱を巻き起こす要因の一つともいえる伯父たちとの私闘の原因はよくわかっていないのです

私は将門記の必要な部分(原文と口訳)は複写で所有しています
たまたま訪れた日野市内の古本屋で梶原正昭訳注版を見つけ、値段も1000円だったので購入しました
感想としてはとにかく訳注が長くて私にとっては大変読みづらいです
訳注自体は赤城宗徳氏の出版物を参考にしているため新鮮味もありません
したがって梶原訳注版『将門記』の2巻の購入はないでしょう
それでも箱附き豪華本なので本棚に並べて置きたい1冊であることには間違いありません

これから将門について知りたい方、将門初心者の方にはオススメの本であります
地図や系図などもふんだんに掲載されており、丁寧な訳注なのでとてもわかりやすいと思います

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