城めぐりで参考にしている城郭本・歴史本を紹介するブログです
管理人のコレクション自慢というか散財の記録ともいえます(笑)
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奥羽戦乱と東国源氏
義家とその弟たちの系譜
奥富敬之
三一書房
1998年2月 発行
850円
226ページ
清和源氏の全家系シリーズの第2弾にあたる本書は三一書房にて刊行された新書版となります
とくにコレクションしているわけでもなく中身は違わないので新書版を購入しました
大型古本チェーン店にて450円で購入
本書はタイトルの通り源義家さんとその弟たちの系譜について解説されています
義家さんについては他の書の解説が勝っているのであまり読んでいません(笑)
弟の義光さんについてが面白かったです
本書を読むまで私は義光さんは兄思いの良い弟というイメージがありました
(後三年の役でのエピソードしか知らなかった)
しかし、義光さんは意外と腹黒い人だったのですね
はっきりいうとワルであります(笑)
『残忍酷薄の心なくもの』と称されています
野心家でキレものだったんですね
確かに義光さんの系統とは清和源氏でももっとも繁栄していることからも彼がただ者ではないことがわかりますね
子孫にもその血が受け継がれたのでしょうね
残念なのは本書で甲斐源氏についての記述が少なくて不満足なんです
全国各地に拡がった一族を網羅するのは困難なことなんでしょう
安芸や若狭、上総の武田氏や南部氏についてもう少し解説されていると嬉しかったんですが・・・
小笠原氏、三好氏、佐竹氏などもこの系統なのでまとめるのが大変なのでしょう
これだけでシリーズ何冊にもなっちゃいそうですもんね
などと文句を書き連ねているものの本書は私の大切なコレクションであります
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清和源氏の全家系四
源平合戦と鎌倉三代
奥富敬之
新人物往来社
1989年9月 発行
価格 2300円
316ページ
清和源氏の全家系シリーズ第4弾は義経さん、頼朝さんを中心に義朝さんの息子たちについて書かれています源氏は魅力的な人物を多々輩出していますが私は義親さん、為朝さん、義仲さん、義平さんについてはずっと好きであります
本書の義平さんについて書かれた項目は何度読んだかしれません
世良田町の供養墓、東松山の御霊を祀る神社にも足を運びました
もっとも好きな人物の一人であります
義朝さんの息子の多くは悲劇的な最後を迎えますが朝長さん、希義さんについての項は涙なしでは読めません(笑)
無事に育っていれば立派な武士になったろうに・・・
頼朝さんの息子の系統も収録しています
個人的な意見ですが頼家さんは源家の英雄の血を色濃く引いた人物で大将の器を持っていたと思っています
それゆえに老獪な取り巻きによって危険視されその才能を潰されてしまった惜しい人物だと思います
坂戸市のブックオフにて950円で購入しました
第4弾がシリーズで最も人気があるのでしょう少し価格が高めでした
清和源氏の全家系三
東国源氏の京都進出
奥富敬之
新人物往来社
1989年4月 発行
価格 2300円
244ページ
奥富敬之さんの清和源氏全家系シリーズは若い頃に図書館で借りて読んだものです当時、購入を真剣に考えたほどです(笑)
しかし城館探訪を中心に趣味を満喫するようになりその必要性が薄れ次第に購入欲もなくなりました
世の中不思議なもので購入欲がなくなると古本屋で見かけるようになるんですね
本書は昨日、福生市の古本チェーン店にて100円で購入です
私にとっては驚きに価格設定ですよ(笑)
三巻はタイトルが東国源氏の京都進出となっていますが義朝さんを指しているんでしょうか?
あまり的を得ていないタイトルのように感じました
それはさておき三巻は源家の人物でもっとも好きな義親、義国の暴れん坊兄弟に加えて為朝さんの極悪三人衆を扱っております
義家さんの息子、為義さんの息子についていろいろ書かれているのですが信太義広さんや新宮行家さんも小物感は否めませんが魅力は感じました
木曽義仲さんの父上、義賢さんはどうも魅力感じないんだな~なんでだろう?
久しぶりに読みなおしてみて若い頃に興味を持たなかった人物や情報が見つかり楽しく読めました
やっぱり源家って良いな~魅力あふれる一族ですね
清盛 頼朝 義経 義仲
源平時代人物関係写真集
志村有弘
勉誠社
平成10年5月 発行
価格 1800円
182ページ
城仲間からのとてもありがたい頂き物でございます(感謝)
源平オタクの私にとってこれほど嬉しい頂き物はありません
解説文はありふれたものですが貴重な写真がたくさん掲載されています
これほど眺めていて楽しい本はなかなかありません
私にとって貴重な癒し本であります
癒やしだけでなく疲れをとる効能もありそうです(笑)
なんというか少年時代に見て楽しんだアイドル水着写真集並みの存在なんです(笑)
源氏、平家やその他の武士たちの史跡の写真が人物別に掲載されています
義賢さん、頼家さん、義平さんなどなど
長年撮りためた写真なのでしょうか年代を感じさせるものもあります
今宵もまたこの写真集を見て仕事疲れを忘れさせてもらうとしましょう
ではお休みなさいませ~
義経とその時代
大三輪龍彦 関幸彦 福田豊彦 編
山川出版社
2005年5月
価格 1800円
196ページ
源義経さんの大河ドラマが放映されていた年に出版された義経本です同タイトルのシンポジウムが開催され本書に再録されました
新たに義経に関するテーマも執筆され収録されています
義経好きの私はこの手の書に食いつかないはずありません(笑)
秩父市の大型古書店で発見して各テーマを目次で確認して購入を決意しました
●阿津賀志山防塁を考える
●義経時代の鎌倉の遺蹟
特に気になったのは上記のテーマです
阿津賀志山防塁は直接義経さんに関係ありませんが一番楽しく読ませていただきました
世に数多く出版される義経本ですが本書は特殊な存在かもしれません内容も難しいのですがとても勉強になります
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