城めぐりで参考にしている城郭本・歴史本を紹介するブログです
管理人のコレクション自慢というか散財の記録ともいえます(笑)
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戦国の「いたずら者」前田慶次郎
池田公一
宮帯出版社
2006年9月 発行
価格 1300円
330ページ
自由気ままに生きた戦国武将・前田慶次郎は大人気ですね
私も十代の頃に某週刊少年誌に連載されたマンガと時代小説家の原作を読んで夢中になりました
「前田慶次郎」この名前を見るとウキウキします
しかしその著書は私が面白いと思えるものは少なく2冊目となります
前田慶次郎のすべて と題してもいいほどに内容が充実しています
出自、青年期、終焉の地、家族についてこれまで語らることが少なかった部分が気になって購入しました
なかなか面白い書でした
出自や青年期の考察は楽しく読ませていただきました
初めて知る次女が前田家において北条氏邦の息子に嫁いだこと
嫡子は子がなく男系が絶えてしまったこと
前田利家と上杉景勝の人生を背景に慶次郎さんの生涯が語られます
有名なエピソードも収録されていますよ
豪快なエピソードを全面に破天荒な生き様について期待している方にはおススメしません
慶次郎さんの実像を知りたいと思っている方にはおススメします
頑固な不良老人というのが実像になんじゃないかな
ただし見栄も意地も張りかたが桁外れなんですね
そこが魅力的なのですが家族や友人にこんな人がいたら困りますねwww
八王子市の大型古本屋にて160円で購入しました(^O^)
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秀吉の出自と出世伝説
渡邉大門
洋泉社歴史新書
2013年5月 発行
価格 900円
239ページ
昨年までハマっていた渡邊大門さんの著書です
かなり衝撃的な本です
これを読んだ後に秀吉が好きだといえる人はスゴイww
強烈なインパクトと後味の悪さを与える書ですわ
様々な資料から秀吉の出自と天下統一までの過程で起きた様々な合戦と残虐な仕打ちを紹介^^
人懐っこいイメージで人気のある武将ですが実は・・・恐ろしい人だったのねΣ(・□・;)
出自や容姿に関してはそれほど興味がありません
その辺のことも結構書かれてますよ
中国人説とか指が人より多いとかww
農民であろうが足軽の子であろうがハッキリしたことがわからないのが真相でしょう
やっぱり出世の陰にはいろいろな苦労があったんですね
残酷な合戦の話は怖いながらも夢中で読んでしまったな~
出世の為だけでなく天下を統一してからも酷い行為が行われているので途中からメンタルいかれてたんだろうか?
茶会や金のばらまき、好色、朝鮮出兵、養子殺しなどなど
信長さんが残酷だとかいわれていますが秀吉さんも負けず劣らずですわ
家康さんも似たようなもんですね
天下人は皆、イカレているんですねww
古本屋で300円で購入しました
通勤、帰宅時の電車内で読むために買ったんですが2~3日で読み切ってしまった^^
読み終わって1年くらい経ちますがもう一度読もうという気にはなりませんww
伊達成実
伊達成実公亘理入府四百年記念
亘理町
平成14年11月 発行
平成27年9月 増刷
価格 900円
98ページ
先日訪れた亘理町で入手した逸品です
コレは欲しかったんですよ~
訪れる前にチェックしていて絶対入手しようと思っていました
亘理町の資料館にて販売されています
戦国末期、伊達政宗の家中でも人気の一人ですね
超有名人ですね
毛虫の前建てでお馴染みの伊達成実さんですよ
私は時宗丸さんと先代の父・時宗丸(実元)さんの両方好きなんですね
この親子性格は似ても似つかないほどかけ離ているように思えます
名門である伊達家を支えたいう意味では親子共に忠義を尽くしたといえましょうか
実元さんは天分の乱の原因という負い目が控えめな性格となったのでは?
天分の乱以後の実元さんの生き方に興味ありますね
上杉氏から授かった竹に雀の門と定の字についても気になりますね
成実さんは父から宗家を支えることを幼少から言い聞かされそれ相応の育てられ方をしたのでしょうね
ヤンチャ坊主がそのまま大人になったような乱暴な前半生
伊達家を支える家臣として政策に取り組む後半生
生涯を通して成実さんらしいエピソードがたくさん伝わります
どちらも魅力的ですがやっぱりヤンチャな青年期が好きですかね
様々な不満から主人のもとを出奔して相州・糟屋の禅寺へ寄寓していたという伝えから
私は伊勢原市の禅宗の寺を探してどこなのか割り出し作業とかもしたことありますから
それくらい好きなんですね^^
そのうち行ってみようと考えています( ̄▽ ̄)
成実さんの生涯を解説
亘理要害や墓所の大雄寺の紹介
伊達実元さんの解説
亘理伊達氏代々の解説
家臣や家族についても解説
嘉永5年(1815) 涌谷伊達家臣の斎藤馨によって記された『伊達成実伝』も収録されています
残念なのは成実さんの著書『成実記』が収録されていなかったことですかねこれはこれでドコカの図書館で入手するとしましょうかww
伊達成実さんが好きという方は多いと思います
亘理要害、成実さんの墓所を訪れたらついでに資料館でこれもGETしときましょう
資料館は亘理駅のすぐ横です
天守風の建物なのですぐわかりますwww
信長軍の司令官
武将たちの出世競争
谷口克広
中公新書
2005年1月 発行
価格 780円
268ページ
谷口さんの信長シリーズです
この本は本当によく売れたんですね
どこの古本屋に行っても見かけましたね
おかげで安く購入することができました ¥100
信長軍の司令官、現代人が表現したものです
異論ありません、まさにその通りですね
信長さんの魅力の一つは有力武将に各方面の制圧を命じて天下取りを進めるところにあるのです
魅力的な武将が多いですね
子供の頃、信長の野望で夢中になってプレイしたものですww
司令官といえば柴田、羽柴が人気でしょうかね
私は関東方面の滝川一益さんに最も魅力を感じています
謎めいた出自、異例の出世、信長死後の転落人生
関東滞在は僅かな期間ですが東国武人の中に確かな足跡を残します
いろいろ美談が語り継がれていますね
本書では信長軍の成長期の司令官、天下統一を目指す各方面の司令官と軍団に属す部将の構成など記されています
情報量は少ないですがこのようにまとめられていると嬉しいです
調べ物や時間つぶしに最適なですわww
初めて名前を知る気になる人物が現れたりします
信長って本当に面白いな~と近頃思うようになりました
でも尾張、美濃に行く予定はないのです
城館に関してはあまり興味がなかったりしてww
織田信長合戦 全録
桶狭間から本能寺まで
谷口克広 著
中公新書
2002年1月 発行
840円
301ページ
谷口さんの信長シリーズですね
これはかなり売れたようですね
古本屋で棚に数冊並んでいることが多いですね
どこの古本屋行ってもみかけるもんね^^
ということで買ってみました ¥100ww
私、潜在的に信長が好きなんだと思います
いや好きなんだな、きっとww
信長関連の書籍ってなんやかんやで書棚にたくさんあるのよ
戦国物では圧倒的に多いかな
人気がありますから出版される数も多いですけどね
これが家康、秀吉となるとまったく興味ないんだな~
読んでいて退屈になるのよww
信長の人生で好きなのは尾張を統一する小さな合戦を繰り返していた頃ですね
長島合戦や伊勢での合戦も好きですわ
本書では信長さん初期の合戦からしっかり紹介されてますね
新書なので合戦ごとの情報量は少ないのですが信長さんの人生が凝縮された1冊です
持っていると便利で役立ちます
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