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城めぐりで参考にしている城郭本・歴史本を紹介するブログです 管理人のコレクション自慢というか散財の記録ともいえます(笑)
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sayamakyuuryou.jpg板碑の世界
~狭山丘陵の中世~
東村山ふるさと歴史館
平成15年10月 発行
価格 300円
40ページ

平成15年に東村山ふるさと歴史館で行われた秋の展示「板碑の世界」のパンフレットです
市内にはとても多くの中世板碑が残されており地域の中世資料としてとても貴重な存在です
有名な徳蔵寺の板碑を中心に市内の板碑について解説されています

狭山丘陵を中心とした中世の解説されています
村山党について
久米川宿と鎌倉街道
後北条氏の支配 など
短い解説ですが興味深い内容であります

毎年1月に立川市のオリオン書房ノルテ店で行われる「多摩郷土誌フェア」で購入しました

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takiyamajyou1.jpgよみがえる滝山城
中田正光
揺籃社
2007年11月 発行
80ページ
定価700円

中田正光さんの書かれた滝山城解説本であります
サブタイトル「戦国の風雲をかけぬけた天下の名城」(付・城攻めコース案内)
天下の名城というのが良いですね
私も滝山城は大好きで土の城日本一だと思っております

この本は今でこそ都内の大きな書店であれば購入できますが発売当初はかなり話題になっていたようで多摩の本屋さんでは品切れ店もあったようです
ネットでは5000円という高値で売られていたこともありました
私は比較的早い時期に本屋ではなく「道の駅・滝山」で購入しました

滝山城の郭ごとに縄張り図、イラストで丁寧に解説されています
周辺の関連城館の縄張り図や鳥瞰図、位置図などを用いて様々な角度から滝山城を解説しているのも嬉しいです

付録の城攻めコース案内図は初めて訪れる方はもちろんのこと私のように何十回も訪れている人間にとっても参考になります
滝山城のガイドブックとしてもっとも適した1冊であります

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kitakunorekisi.jpg北区の歴史
東京ふる里文庫22
東京にふる里をつくる会
名著出版
昭和54年10月 発行
定価 980円
276ページ

東京23区内では城跡の多い北区の歴史と史跡が紹介されております
中世部分はあの西ヶ谷恭弘さんが担当されたようです
豊嶋氏一族の平塚氏、稲付氏や飛鳥山城の存在を明らかにし、太田道灌と稲付城の関係の否定や豊嶋氏の反乱原因の究明、千葉氏の領地支配についてなどをはじめて史料で裏づけるなど大活躍されています
戦国期の北区については読みごたえありましたよ

城跡についても
●稲付城
●滝野川城
●飛鳥山城
●平塚城
●西ヶ原城
●豊嶋氏館
●志村城
●赤塚城
●板橋城
●石神井城
●練馬城
区外でも豊嶋氏に関連する城館など含めて簡単に紹介しております
現在では城跡として否定される箇所もありますが本書の解説は短いながらもなかなか説得力がありました

北区の歴史については北区史がもっとも詳しいのですが高価なうえに大きくて重いなどいろいろ問題があり所有することができません
(必要な部分だけ複写して所有しています)
なので古代から近代までの歴史をまとめられたこのような本があるととても便利です


立川市の大型古本屋で450円にて購入

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kunitati.jpgくにたち歴史探訪
国立市文化財ガイドブック
国立市教育委員会
平成16年3月発行
価格200円
38ページ

城館探訪を趣味とする私にとって国立市はあまり縁のない場所といえます
しかし市内に唯一?残される城館「谷保の城山」は一部個人敷地となり立ち入り不可ですが
良好な遺構を残すことで知られています
この小冊子を購入した理由は「谷保の城山」について縄張り図付きで紹介されていたからです
谷保あたりはいまだに段丘下に流れる小川や田園風景は心和む場所ですね

ガイドブックは寺院や神社、古墳などの史跡を歩いて見学できるようコース別に分けて紹介しています

立川市のオリオン書房で毎年1月に開催される多摩郷土誌フェアで購入しました

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tokuzouji.jpg元弘の碑と徳蔵寺
今立鉄雄
昭和43年9月発行
定価120円
64ページ

たくさんの板碑が保存される寺として有名な東村山市の徳蔵寺と周辺の歴史を紹介する小冊子です
徳蔵寺板碑保存会で発行した冊子です
有名な元弘3年の板碑についての考察に多くのページを割いております
新田義貞の挙兵後、太平記に記載されていない府中の戦い、村岡(神奈川県)の戦いを実証する碑文は史料的価値があります

同じく新田義貞の久米川の古戦場、分倍河原の古戦場、小手指の古戦場についても紹介されており参考になります

周辺の史跡として所沢市の山口城も紹介されています

また徳蔵寺は中世の城館でもあり、板倉氏の館であったことについても寺の歴史の中で触れております

元弘の碑文に記された「飽間斎藤氏」についての考察も以前から興味があったので読み応えありました
この飽間斉藤氏は西毛の豪族で鎌倉初期に安達氏に臣従した飽間氏と同族と思われますが不明な点が多かったので私の妄想的な考察の役に立ちました(笑)

飯能市の古書店で200円で購入しました

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