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城めぐりで参考にしている城郭本・歴史本を紹介するブログです 管理人のコレクション自慢というか散財の記録ともいえます(笑)
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kumagaya.jpg熊谷市郷土文化会誌
熊谷市郷土文化会
各号参考にしております
非売品

熊谷市を愛する会員の方々が研究した市内の史跡や道、橋、地名などについての
考察が掲載されている会誌です
その歴史は古く1935年に発足した会のようです

私は市内各所の地名を特集した号を何冊か所有していますが
そのなかで注目したのが平成2年発行の第45号「星宮特集」です
市内東部に位置する星宮地区(下河上・池上)に本屋敷という地名があり周辺には
屋敷前、中内出、榎戸、剣、市海道など非常に気になる小字があります
本屋敷という小字ですが言い伝えでは地頭の屋敷があったことからついたとのことです
この地に地頭屋敷ははじめてきく情報です

実際に現地では遺構らしいものは確認できませんでしたが郷土ならではの情報で
伝わる地名や周辺の遺跡状況などから武士の屋敷があった可能性が高いと思われます
この手の本をこまめにチェックすることは私の城館探訪満足度を満たす為には
必要なのだとつくづく思いました

画像は昭和52年発行の第32号でこちらには中条地区が紹介され
光屋敷、中条氏館についての記述が参考になりました

熊谷市の城館を紹介しているページです
http://www.geocities.jp/sisin9monryu/saitama.kumagaya.html

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kodouwoaruku.jpg古道を歩く
~鎌倉街道歴史探訪~
奥武蔵古文化研究会 発行
埼玉県歴史資料館 編集
平成12年4月発行
定価200円?

菅谷館のある嵐山史跡の博物館でかつて販売されていた小冊子で
鎌倉街道上道のガイドブックです
鎌倉から本庄までの街道沿いに所在する史跡を紹介しているのですが
この手のガイドとしては驚きの情報量ではないでしょうか
たくさんの城館も紹介されています

私がこの本をブログで紹介するのは本庄市(旧・児玉町)の
玉蓮寺(児玉時国の屋敷)と隣接する八幡神社を源義家の陣伝承地して掲載ているからです
これは貴重です
児玉の図書館で郷土資料を調べても得られなかった情報ですから
とはいえ現地の案内板にはこのことがしっかり記載されているので
何らかの資料では紹介されているのでしょうね

児玉町の城館を紹介したページです
http://www.geocities.jp/sisin9monryu/saitama.kodama.html

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satteissiki.jpg幸手一色氏
~系図から伝承まで~
(幸手市史調査報告書第9集)
幸手市教育委員会
平成12年3月発行
定価2000円

昨日幸手市の城館をまわる際に幸手市の図書館にて見つけて衝動買いしました(笑)
「幸手市史」、「幸手の城主一色氏城館跡(非売品)」、「幸手の歴史」などの複写の依頼をして
受付カウンターの頒布図書を見ていたらこの本がありました(笑)
正直いうと依頼した複写が無駄になるほどの内容の充実さです
かなり濃い内容ですこの1冊で幸手一色氏のすべてを知ることができます
幸手一色氏の系図、人物、家臣、伝承、古文書、神社、寺などが230ページと大ボリュームで掲載されています


もちろん城館も掲載されていますよ
●幸手城
●天神島砦
●渡辺氏屋敷(久喜市)
●高野城(杉戸町)
●五木城(千葉県野田市)
●目吹城(千葉県野田市)
●木野崎城(千葉県野田市)
●小文間城(茨城県取手市)
●飯沼天神砦(茨城県岩井市)

一色氏の城とされる上記9箇所を実地調査した結果が掲載されています
大河川に囲まれた平野部の城館なので遺構が消滅してしまっており、
遺構が確認できたは天神島砦と飯沼天神砦だけというのが淋しいですね
一色氏は古河公方の重臣としての様々な活動し確認できるのですが
それとは裏腹に関連の城館は遺構は確認できないのが残念です

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hatigatajyousinann.jpg鉢形城指南
鉢形城歴史館
平成19年3月発行
定価200円

関東でも指折りの名城「鉢形城」は人気があり休日にはたくさんの人が訪れています
最近では若い女性の姿もチラホラと見かけます

鉢形城歴史館で販売されている鉢形城指南、文字通り城の見所を指南してくれます(笑)
縄張り図を使用したいくつかに別れた見学コースの案内、主要な遺構の推定復元図や写真が豊富で見学に役立ちます

さらに城の歴史や発掘調査の成果お踏まえた遺構の説明など読み応えもあります
周辺の支城や史跡なども一緒に紹介されてます

お手頃な価格なので鉢形城を訪れたら是非購入しましょう

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honnjyourekisikann.jpg本庄歴史缶
~ビジュアルヒストリー~
本庄市教育委員会
平成9年3月発行
値段・・・1000円くらいだった

本庄市の歴史についてまとめられた小冊子ですが
「ミニ本庄市史」といっても過言ではないほど内容の濃いものとなっております

市内の児玉党の拠点
東本庄館、栗崎館、本田館、今井氏館、小島氏館、富田氏館、牧西堀ノ内
小さいながらも図面付きで紹介されております

中世では当然ながら五十子陣についてもわかりやすく説明されています
もちろん図面付きです

本庄城も推定復元イラストを用いて中世城郭の理解を深める説明がされています

私は本庄市史の中世部分は複写をして所有していますが
この1冊は本庄市を訪れる際に欠かせない資料となっています

中世専門の私ではありますが意外と近代にも興味があり
古い町並みの残る本庄市はお気に入りの町だったりもします

明治時代に「本庄遷都論」が存在したという話はこの本ではじめてしりました


本誌は「歴史の缶詰にはちきれんばかりの本庄史を満載した」と前書きされていますが
まさにその通りでオススメの1冊であります

明治16年築 モダンな建物が魅力の本庄市歴史民族資料館にて購入しました
値段は・・・いつもながら曖昧ですみません1000円だったような気がします

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