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城めぐりで参考にしている城郭本・歴史本を紹介するブログです 管理人のコレクション自慢というか散財の記録ともいえます(笑)
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郡山の城館

歴春ブックレット安積2





垣内和孝 著

歴史春秋社

2015年12月 発行

価格 600円

82ページ


会津の歴春秋社のブックレットが仙道に進出です(笑)
先日、会津若松市内の書店に立ち寄った際に見つけて購入しました

郡山市内には城館がたくさんあります数は把握していませんが100箇所は軽く超えているでしょう
この地は中世から交通の要衝で戦国期には諸大名により争奪戦が度々行われました
しかし強力な国人領主が育たず有名な城館が少ないことから城館に興味を持つ人も少ないような気がします
資料的にも郡山市の城館をまとまって紹介するものも少ないです
ここ数年、少しずつですが郡山市の中世、城館に関する資料が集まってきて関心が高まっていたところです
そして今回入手した本書が決定打となり今夏本格的に市内の城館をまわってみようかと思います
表紙の水神館以外は縄張り図が掲載されていませんが中世から幕末の防塁まで40箇所もの城館を歴史的背景と城館の歴史をメインに解説しつつ遺構についても簡単に紹介しています
どちらかというとマニア向けではなく市内の歴史に興味がある方向けの仕様といえるでしょう

それでも私にとっては十分すぎる内容です
これに『郡山の歴史』『守山城と郡山の城館』を所有しているので歴史や城館についてはそれなりに把握できるでしょう
さらに『福島県史』『本宮市史』『須賀川市史』『二本松市史』などなど多数周辺の市町村史も取り揃えているのでより一層楽しめるはず^^
 
●佐々河城
●宇津峰館
●笹川御所

●久保田館
●山王館
●福原館
●小原田館
●片平下館
●片平城
●大槻城
●安子ヶ島城
●高玉城
●守山城
●栗生館
●大久保館
●郡代田館

●正直館
●大平城
●下枝館
●高倉館
●前田沢館
●鞍馬館
●横沢館
●小倉山館
●新城
●日和田古館
●日和田館
●片岸館
●多田野館
●鬼生田館
●木村館
●向館
●水神館
●高館
●中津川館
●下守屋館
●荒井猫田遺跡
●守山藩陣屋
●母成峠防塁

比較的名前の知られた城館からまったくの無名城館までいろいろ紹介されていますよ
私はこの中では12箇所訪れていますが新たに知った情報もあって参考になりました

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会津磐梯山





歴春ブックレットNo9

1993年10月初版

1997年5月第2版

価格 525円

62-ページ

歴史ではないんですが歴史かな^^
磐梯山の歴史についてのブックレットです
この山に魅せられて早20数年
いつかは登ってみたいと思いつつ・・・
見るだけで満足なんですけどね
いろいろな角度から見ていますが良い形ですね
若いころはスキーといえば猫魔か猪苗代リゾートだったので間近でも見ているのですが良い山です

本書を購入したのは明治21年7月の大噴火について知りたいと思ったからです
貴重な当時の写真が何枚か掲載されていて被害の大きさが伝わってきます
この噴火で檜原湖はじめ裏磐梯の湖沼が誕生したのです
被害やその後の経過、実地調査についても書かれています

周辺の史跡や観光地も紹介していますがどれも魅力的な場所ばかりです

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桧原の村の小さな動物記




ひろ・ゆたか

歴史春秋社 制作

2004年6月 発行

価格 1000円

111ページ

先日訪れた福島県北塩原村の檜原湖周辺に伝わる動物記です

掲載されるエピソードはすべて実話とのことです

小さな動物記というタイトルからほのぼのした内容と思われるでしょう

しかし山深く積雪の多い場所で生活にまつわるリアルな話やクマや凶暴な猿について書かれたエピソードなどなど

まだ村に舗装道路がなく電気のみがある昭和の初期頃のお話でしょうか

アナグマの鍋や春先に喜多方で貰い受けた犬を冬場の食料として・・・

素手でクマを退治した話などなど

檜原湖周辺の風土や習慣を知るにはちょうど良い読み物でした

青梅市の大型古本屋にて100円で購入しました

この本を読んだおかげで檜原湖周辺を散策しているときクマの痕跡を見る度にドキドキしました(笑)

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平成26年度 柏木城の発掘調査



北塩原村教育員会

平成27年3月30日 発行

配布パンフ


先日訪れた北塩原村の柏木城の発掘成果が紹介されたパンフです
城の南側、大久保集落から登城したのですが入り口の民家のオジサマがくれました
私の格好を見て城に行くと察して「さっきもらってきたばっかり」といってくれました
嬉しい頂き物です
昨年、主郭を中心に発掘調査が行われ(一部では現在も継続中)大規模な虎口の石積みや
主郭を囲む石塁や破城された姿が見られます

物凄い城でした丸馬出しはあるし、枡形虎口や堀切、郭の配置など見事でした
何よりも発掘調査後の良好な状態が見られたことがよかったです
パンフ、役立たせていただきましたよ
おかげさまで葦名氏の石積み城郭を堪能できました

城の簡単な歴史と発掘成果が書かれ主郭まわりの図面、石積みの写真が掲載されているだけのパンフですが中には私自身の思い出がたくさん積まっています^^
パンフを見るたびに思い出す柏木城の石積みや虎口などなど
素直にまた行きたいと思う素晴らしい城でございます
そのときは新たな発掘成果を盛り込まれたパンフが更新されているといいな

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会津地名人名散歩




宮崎十三八 著

歴史春秋社

平成元年8月 第1版

平成6年6月 第3版 発行

価格 1330円

266ページ

GWに会津に行くことはほぼ決定したと昨日こちらのブログで書きました
スイッチが入ってしまったので会津本を連続で紹介します
タイトルをみてネットで購入しました ¥50+送料

しかし想像していた内容とかなりかけ離れたものでした
もっと地名、小字などについて紹介されているものだとかっての思い込んでいました
地名というより中世から近代まで会津に関わりのある人物とゆかりの地を紹介するといった内容で
ハードに地名を解説してくれるものを期待していたのに・・・しつこいですね^^
格安本なので損した気にはなりませんが・・・

でも新たな発見もありましたし新島八重さんや葦名家臣、小笠原長時さん、穴沢氏について詳しく書かれています
筆者は会津の人で伊達氏を侵略者とし数々の暴虐行為も記載しています
やっぱりそうだったんですね・・・
正宗さんが母親に毒殺されそうになった場所を小館(黒川西館)と推定していました

会津好きの私です読み物としては申し分ありません
会津へ行くまでテンションをあげるのにもう少し読み込んでみようと思っています

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