城めぐりで参考にしている城郭本・歴史本を紹介するブログです
管理人のコレクション自慢というか散財の記録ともいえます(笑)
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多摩川の砂利採取と人びと
立川の生活誌 第三集
立川市教育委員会
平成10年3月 発行
価格 不明
112ページ
私はよく立川市を訪れますが昭島辺りから多摩川の段丘沿いの道、玉石垣の横目に見ながら車を走らせます気持ちが良いんですね
この段丘には泉があったり緑も豊かでお気に入りだったりします
本書は近代・立川市の発展に関わりのある多摩川の砂利採取について書かれた本です
でも私は中世の歴史を趣味としているので読み方が他の方と違うと思います^^
奥多摩町の小河内ダムができる前、多摩川の砂利採取が行われる前の風景について書かれた箇所が参考になったんです
中世、近世の多摩川や他の河川の景観を想像するのに役立ちました
ダムができる前の河川は水量調整がなく洪水の度に雑草が流さるので河原はつねに玉石が転がる場所だったそうです
現在は洪水などほとんどなく河原は草が繁茂し低木もあったりしますね
貴重な古写真も多数掲載されています
日野の渡しに架けられた仮橋(板橋)の写真はとくに参考になりました
自分の考察に役立てるためにに買ったのです^^ 福生市の大型古本屋にて100円
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東京の一万年 古代~戦国編
東京のふる里をつくる会 編
学研MOOK
1990年8月 発行
価格 2200円
99ページ
以前も書きましたが学研さんの歴史シリーズには10代後半から20代後半くらいまで本当にお世話になりました
10代の頃、城や村の復元鳥瞰図が想像力の乏しい私の歴史魂を刺激しました
もっとも当時は2000円以上の本は買う気がしませんでしたので専ら図書館で借りて見ていたんですが^^
この本もかなり影響を受けましたね
当時は東京にもこんな古代・中世があったんだ~と驚いたものです
古代の牧、中世の城館、古戦場などなど鳥瞰イラストとともに解説しています
こういう表現方法は今は普通になってきたけど当時は斬新でした
学研さんは最初じゃないかな?
先日、福生市の大型古本屋で108円で売られていて懐かしさに思わず購入
今の私には必要な資料ではありませんが影響を受けた本として本棚にコレクションしておきたい1冊であります
日野市史 史料集 高幡不動胎内文書編
日野市史編さん委員会
平成5年3月 発行
価格 不明
239ページ
中世における地侍の生活の実態を知るうえで貴重な史料であります
そして南北朝期、常陸における合戦の様子を知ることのできる史料でもあります
私はこの史料集ではじめて史料読みの楽しさを知りました
とくかく面白くて
日野市に所領をもった山内経之という地侍が家族や友人などに充てた手紙をまとめて高幡不動の胎内に収められた文書であります
リアルな武士の生活、お金の工面に困ったことや戦場で刀を失い人から借りて使用していること
所領に残した息子への手紙、借金の申し入れなどなど様々な手紙が残されています
今まで諸資料でこの文書の内容が紹介されていたのでその存在は知っていましたが史料集としてまとめて読むと本当に勉強になりますわ
これがきっかけとなり史料集めにも力を入れるようになりました
それまでは市町村史でも通史編、考古編などを中心に収集していましたが史料編も目を通して興味のあるものは複写して所有するようになりました
昨年、体調を崩して以来、大好きなフィールドワークが思うようにできなくなりました
いっそのこと史料読みを中心とした中世研究に趣味を変えようかとも思いました^^
それほど私に影響を与えた1冊でとても大切なお宝であります
日野市旭が丘の大型古書店にて400円で購入しました
かなりの掘り出し物ですね^^
秋川市地名考
秋川市教育委員会
昭和58年3月 発行
限定1000部
価格 不明
411ページ
先日、八王子市の古書店で入手した掘り出し物であります¥1000あきる野市の旧・秋川市域の地名について解説された本です
秋川市というと小川牧、法林寺館、二宮城がパッと思いつきますがあまりパッとしない地域だと思っていました^^
ウチから車で20分も走れば市内に行けるのですがただ通り過ぎるだけの街でした
でもこの本を読んで興味が湧いてきました
城館地名もそこそこあって鎌倉道の道筋もなんとなくわかるので埋もれている城館跡がありそうな予感がしました
江戸期の名主クラスの屋敷でしょうが〇〇屋敷という地名が多いのも嬉しいです
市内の地形から秋川沿い、平井川沿いに集落が分布していたようなので市街地を避けて調査できるのも嬉しいのです
ノンビリ歩いて調査できるのです
地名についての記載はたくさんありますがそのすべてについて由来が書かれていないのでちょっと不満もありますがそこは自分で考えますよ^^
本書を入手したことでこれまで知ることのなかった秋川市の歴史について勉強することができました(感謝)
江戸の城と川
賤民の場所
塩見鮮一郎
河出文庫
2010年12月 発行
価格 760円
10年以上前から図書館で何回も借りて読んでいた本です利根川、荒川の流域の歴史について書かれた本はたくさんありますが多摩川についてはなかなかありませんでした
本書は多摩川だけでなく都内を流れる石神井川や目黒川、渋谷川の流域についても解説
太田道灌時代の江戸城と江戸湾、葛西氏、豊島氏、江戸氏についてなどなど
読み物としては面白いです
この方は歴史小説家だそうで本書はある作品のため地勢調べをした際に作成した歴史メモ的と地図を張り合わせたものとのことです
河出書房から文庫化されて発行していることは知っていましたが新刊で購入する気になれずに数年たちました
それが先日、八王子市の古書店で発見して購入しました¥350
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