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城めぐりで参考にしている城郭本・歴史本を紹介するブログです 管理人のコレクション自慢というか散財の記録ともいえます(笑)
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旧鎌倉街道 探索の旅 下道編







芳賀善次郎 著

さきたま出版会刊

昭和57年2月 発行

価格 1300円

228ページ


城館探訪を趣味とする私ですが最近は古道について重要視しています
城館の所在地と古道の関係は深いのです
古道の存在から城館の立地を考えることが多くなったからです

鎌倉道→鎌倉街道という名称は好きでないので使用しません

関東の城館を訪ね歩く際に鎌倉道の存在は意識します
上道、中道については身近なのでよく知っていますが下道は全くといっていいほど知りません^^
本書を入手したことがきっかけとなり下道と道沿いの城館を訪れてみようという気になりました

しかし下道は都心や横浜市など大都市圏を通ることからその道筋を特定するのも難しいようです
何よりも私自身が都会が苦手なもので探索するのは気が進まないのです

これを読んで行ってみようという気になったので勢いですww
この機を逃せば次、いつ行こうという気になるのかww

鎌倉から横浜市~川崎市~大田区~千代田区を経て東へ千葉県松戸市までを地図付きで紹介してます
道中の史跡や城館なども紹介していますので寄り道しながら古道を歩くのが本書の正しい使用方法なんでしょうね
私の場合は城館や興味のある史跡を訪れたついでに古道を確認します^^

八王子市の大型古書店の本店にて200円で購入しました


拍手[2回]

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新編戦国房総の名族






大衆文学研究会千葉支局編

昭和国書出版会

1982年8月 発行

価格 1500円

274ページ

最近購入した本です
南米の密林にて購入しました 537円送料別
房総の領主に関する本が欲しいと思っていたので買いました
編著が大衆文学研究会というのが気になっていました
内容はやっぱり、求めている者とは違いました
それでも掲載される房総の領主たちはマニアックで読み物としては面白かったです
資料としては使用できないものの千葉県行って中世を感じて~という気分になります
テンションのあがる書籍です

●高城氏
●東氏
●里見氏
●堀田氏
●真里谷武田氏
●庁南武田氏
●上総氏
●千葉氏
●円城寺氏
●正木氏
●酒井氏
●大須賀氏
●土岐氏
●小弓公方
●木内氏
●三浦氏
●山室氏

なかなかマニアックなラインナップですね\(^o^)/
まあ堀田氏と上総氏は戦国に当てはまりませんがそこはご愛敬ということでww

個人的には土気・東金の酒井氏、木内氏、東氏、大須賀氏、山室氏について面白かったと思います

近頃はこの手の郷土本の出版が少なくなっていうように思えます
研究書とは違い気軽に読めるし伝承なんかも積極的に紹介されていて楽しめます
ただし本書の中には東国戦記実録を参考に書かれたものもあります
そこを踏まえて読まない( ̄ー ̄)




拍手[3回]

イグネのある村へ

仙台平野における近世村落の成立




よみがえるふるさとの歴史3

仙台市若林区

菅野正道

蕃山房 発行

2014年9月 

価格 800円

86ページ


2冊目の菅野正道さんの著書です
今回はタイトルに『イグネ』サブタイトルに仙台平野の近世村落の成立となっています
迷わずポチリました
南米密林にて購入です
Tポイントなので実質0円なんですけど^^

2016年の夏、岩手の胆沢平野の散居村にてイグネを体験して以来ずっと興味を持ち続けていました
屋敷林と水堀、一部で土塁を備えた農家なんですがその起源は中世武士の居館であることも珍しくないのです
仙台平野ではどうなんだろうか?

購入してから届くまで待ち遠しい~日々でしたww
読み始めてから楽しい日々が続きましたww

近世村落の成立というタイトルで察することができますが中世について多くのページを割いて解説されています
仙台市若林区は六郷、七郷という粟野氏、国分氏の領地でした
両氏の城館について、粟野氏の沖野城は詳しく紹介されています
粟野氏についても詳しく解説されています
名前くらいしか知らなかったのでとても勉強になりました

名取川、広瀬川の旧流路について

寺院について浄土真宗の寺が多い地域ですのでその解説

農民の移住について、武士から帰農した人々について

という中世から近世初期の仙台平野の歴史を解説して最終章でイグネについて解説
とても屋敷林の樹木の内容、敷地の形態や生活などなど知りたいことがたくさん書かれていて大満足です
イグネに住む、農民は四季を身近に感じる常に自然に触れることができます
現代人が理想とする豊かなライフスタイルの一つではないでしょうか
イグネのある屋敷で暮らすことに憧れます
実際は厳しい生活なのかもしれませんがイグネの魅力を文面から大いに感じ取ることができました

拍手[3回]

政宗をめぐる十人の女






紫桃正隆 著

仙台宝文堂

1994年10月 発行

価格1000円

244ページ



伊達氏の婚姻について、近頃興味を持っています
伊達稙宗さんの近隣領主との婚姻政策に最も興味あります
天分の乱について書かれた書にはこのことが書かれております
曾孫の政宗さんはどうだったのか?

そんな興味の答えを求めて本書を購入してみました
南米の密林地帯にて購入しました58円+送料と格安でした^^

内容ですが政宗をめぐる十人の女性の中に正妻・愛姫が含まれていません
庶長子を生んだ猫御前も含まれていません
というか妻に関しては収録されていません
香の前さんが唯一収録されていますが側室とは違うような気がしますね

母・義姫さん、片倉小十郎さんの姉・喜多子、政宗の長女・五郎八姫、最上義光の娘・駒姫
長江月鑑齋さんの妻・葛西貞仙尼、真田信繁の娘・阿梅などなど
政宗をめぐるに当てはまらない人物もいるような^^
関わりが薄い人物が多いですww
タイトルは強引です

とはいえ読み物としてはかなり楽しめました
期待していた政宗の須賀川城に籠城した叔母なんか収録して欲しかったな~
しかしそこは紫桃さんです宮城県が中心なのであります
山形県の最上氏も扱っていますが宮城を中心に活動されていたので納得できる人選なのかな

タイトルとは無関係の話も収録されています
仙台藩の名物男達という章では齋藤外記について深く知ることができました
独眼竜政宗の史話という章では晩年の政宗さんについて知ることができました
諸国人物志という章では宮城県の中世について解説しています

思わぬ収穫というか紫桃さんの著書ではよくあることなので^^
嬉しいサプライズ、プチサプライズですかね
政宗マニアの方ならば楽しめると思いますよ


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飯岡助五郎正伝




伊藤實

崙書房

1995年7月 発行

価格 2060円

365ページ



幕末期の利根川流域(主に下流域)の任侠について、天保水滸伝のメインキャストの一人飯岡助五郎さんについて書かれた本です

数年前から千葉県の利根川河口域の城館を訪れるようになりました
東庄町あたりでは「天保水滸伝ゆかりの・・・」みないな案内板を見かけて気になっていました
本家の水滸伝好きの私ですからこの文字に敏感に反応します^^

笹川繁蔵さん関連の史跡は訪れたことがありますが飯岡助五郎さんについてはありません
なんか話を読んでいるとイメージが良くなくてね^^

そんな負のイメージを払拭させるべく本書が書かれたのであります
実像はどうだったのか?
それほど興味のある人物ではありませんでしたが読んでいて面白かったです
幕末期の海上郡の様子や大原幽学さんについてなど知ることができました

錦絵というのですかね侠客36人が描かれ各々の解説がされる「近世義侠伝」が見ていて楽しいです
エグイ、グロい表現もありますが時代を反映している画だな~と思いました

飯岡助五郎

笹川繁蔵

荒生留吉

風窓半次

洲崎政吉

堤緒伊之助

神楽獅子大八

荒町勘太

御下利七

霧島松五郎

鰐の甚助

垣根虎蔵

矢切庄太

地潜又蔵

長指権次

羅漢竹蔵

生首六蔵

波切重三郎

滑方紋弥

蛇柳松五郎

生魚の長次郎

木隠霧太郎

藤井数馬

勇天仇吉

清滝佐吉

猿の伝次

栗柄才助

斑の丑蔵

夏目新助

羽計勇吉

名垂岩松

平手造酒

稲舟万吉

水島破門

水島宇衛門

勢力富五郎




侠客という言葉が好きになれませんでしたが読んでみて少しイメージが変わりました
彼らの地域社会に対する貢献や郷土愛を知ったことが理由です

この本で大原幽学さんについて知り長部村の住居を訪れるきっかけにもなりました

大型古本チェーン店にて200円で購入しました
良い買い物でした\(^o^)/

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